2009年11月24日

時計と時間を考える(2)

 シンポジウムの2日目です。
 今日も、ものの見方が違うとこんなに違うのか、ということを知り、楽しくなりました。

 時空間を語るはずの講師の先生が、ご自分の発表時間を勘違いなさっていて、開始時間にまだ東京駅だとの連絡が入りました。立川までは、そこからさらに70分かかります。悠然と会場にお越しになった先生は、時間を超越しておられました。
 時間というモノは、なかなか奥の深いものだということを実感しました。

 身体が持っている時間の感覚、宗教における時間の意味、スポーツの世界での時間の観念などなど、たくさんの時間があります。
 その時間に縛られるようにして生きる現代人について、というよりも私自身について、思いを廻らしながらの1日でした。

 雑談も楽しいものです。
 耳の聴覚について、話題が脱線したときのことです。

 人間の耳は、自然界にある3万ヘルツから4万ヘルツまでの音も聞こえているそうです。ちょうど、レコードの音がこの範囲。海や山で、この音が背景に流れているのでしょう。意識しなくても、あるものとして無視しているだけなのです。
 ところが、今全盛のCDの音は、8千ヘルツ以上は人間には知覚されないものということで、バッサリとカットされているようです。そのため、CDの音楽を聴くと、聞こえない8千ヘルツ以上の周波数の音をも人間が自然界のものとして補おうとするので、かえって疲れてしまうという状況が生まれている、とのことでした。
 また、3万ヘルツ以上で、ホルモン、快感、意欲、学習などに関わるドーパミンという物質が出るとも。
 この領域の音を出す、お祭りで使われる鈴やタンバリンの音には、トランス状態にする働きがあるのです。
 こうした高周波数の音は、耳の限界を超えた世界に連れて行ってくれるものなので、幻覚や妄想にも関係してきそうです。
 快い気持ちや不快な気持ちを引き起こす周波数も、人間が時間の長短を感じる点では関係がありそうです。

 そういえば、小さい頃に「海底人8823(ハヤブサ)」というテレビ番組がありました。
 そこでは、3万サイクル(ヘルツの旧単位)の音波を出す笛を少年が吹くと、8823が現れて助けてくれる、という展開でした。誰にも聞こえない音なのですが、人間には意識されないだけのものだった、ということのようです。

 この記事を書いている時に、そのドラマの主題歌「海底人8823」が見つかりました。ビクター児童合唱団が歌っていたのですね。

誰の耳にも 聞こえない 3万サイクル 音の笛
その笛聞けば 飛んでくる エイッ!
8823 謎の人 8823 海底人
正義の勇者だ ハヤブサだ



 これが、私には歌えるのです。
 昭和35年に放映されているので、私が小学校低学年の頃です。驚きました。小さい頃、よっぽど真剣に見ていたのでしょう。
 私の家にテレビが来たのは、小学5年生の時でした。それまでは、隣や知り合いの家に見せてもらいに行っていた時代です。
 この「海底人8823」も、姉と一緒に、夜分テレビを見せてもらいに行っていた頃の記憶ということになります。

 さて、2日間にわたってのシンポジウムの発表と討議も、日頃とは異なる話題だったせいか、大変楽しい時を共にできました。
 つかれない集会は、久しぶりだったように思います。
posted by genjiito at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎国際交流
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