2009年10月11日

心身(44)行こか戻ろか思案の時

 総合研究大学院大学文化科学研究科日本文学研究専攻の入試説明会があり、その司会の仕事を終えるやいなや、立川から渋谷へ直行しました。

 ちょうど同じ時間帯に、科研の研究報告・発表会がありました。しかし、私はこの入試業務が入ったために、個人研究よりも業務優先でもあり、事前に組まれていた研究集会での発表は免除してもらったのです。
 しかし、甘えてばかりもいられないので、夜の部の研究集会の懇親会には、少しの時間でも出席するために、連日の激務の後で疲労困憊ではありましたが身体に鞭打ちました。

 それでも、相当に疲れていたのでしょう。
 立川駅から中央線で中野駅までは覚えています。しかし、中野を出た時、次の新宿で乗り換えだと思いながら、気がついたら終点の東京駅でした。
 電車を降り、エスカレーターを下って新幹線の改札に向かううちに、そうだ、渋谷へ行くんだった、ということを思い出しました。
 そのまま新幹線に乗ろうかと思いましたが、足は自然と元来たホームに向いていました。

 こうした集まりに顔を出すか出さないかは、私の仕事では重要なことです。この一手間を惜しむと失うものが多いことをよく知っているので、こうした集まりに参加することは大事にしています。
 若い頃は、よくわからなかったこともあり、研究集会などが終わると、そのまま懇親会にも出ずに帰ったことがありました。なんとなく、行ってもなー、という時があるものです。その誘惑に負けたことが、数回あります。そのいずれもが、行っておけばよかった、というものなのです。若さ故に、その損失に気づかなかったのです。

 東京駅から新宿へ引き返し、そして山手線に乗り換えて渋谷です。
 まずは、大急ぎで JTB に飛び込み、夜行バスのチケットを頼みました。
 運良く、渋谷発京都行きの、残り一枚というチケットを手にすることができました。

 午後7時には会場に行けました。すると、なんとヴェネツィア大学のトリーニ先生がいらっしゃいました。3月以来の再会を祝しました。万難を排して渋谷に廻ってよかったと思いました。

 楽しい一時を過ごし、散会後はすぐに渋谷発の夜行バスで京都へ向かいました。
 疲れていたのでしょう。iPhone で音楽を聴きながら、意識は目覚めたまま、早朝に京都に着きました。目を閉じ、身体は横たえていましたが、一睡も出来なかったのが堪えています。
 これからすぐに、宇治で開催される『源氏物語』のイベントに行くのです。

 老体に鞭打つことに、慣れてしまったのかも知れません。
 さも当たり前かのように次の行動に移る自分に、ほとほと感心する時があります。
 今回も、それにあたるようです。
posted by genjiito at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | *健康雑記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/178934214
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック