2009年08月05日

国際研究集会・横断する日本文学

日本文学に対する興味は、世界各国でますます盛んになっています。
日本文学の研究を今後とも世界的に展開・拡大していく意味からも、イギリスの存在は大きいと言えるでしょう。
実は、イギリスの日本文学研究者は、減少しているからです。

そこで来月の9月 21日(月)に、ケンブリッジ大学で研究集会を開催する企画が、以下の通りまとまりました。

主催は、次の2つの研究組織です。


(1)科学研究費補助金基盤研究(A)
  「日本文学の国際的共同研究基盤の構築に関する調査研究」
  (代表者 伊藤鉄也・国文学研究資料館)

(2)科学研究費補助金基盤研究(A)
  「源氏物語の研究支援体制の組織化と本文関係資料の再検討及び新提言のための共同研究」
  (代表者 豊島秀範・國學院大學)


そして、ケンブリッジ大学・ロビンソンカレッジのピーター・コーニツキ先生が、共催として協力してくださいます。

今回は、30人程度の、こぢんまりとした研究会を想定しています。

以下のプログラムにある通り、国文学研究資料館の前館長と現館長の講演があります。
日本を代表する先生の話を、イギリスで聴けるということで、参加したい方は多いかと思います。
日本でも滅多に聴けない先生方の揃い踏みなので、1人でも多くの方に来てもらいたいと思っています。

ちょうど、この前の週にEAJRS(日本資料専門家欧州協会)の研究集会がノーウィッチのセンズベリー研究所であります。

私は、そのEAJRSで、ケンブリッジ大学のピーター・コーニツキ先生と共同で取り組んでいる「欧州所在日本古書総合目録」に関する研究発表をします。

これにも参加なさると、1週間のイギリスの旅が、さらに充実することでしょう。

1人でも多くの若者が、この日本文学に関する国際研究集会に参加し、さらなる研鑽を積まれることを期待します。
若手研究者の育成も、上記2つの科研組織のテーマでもあります。
もちろん、現役研究者の参加も大歓迎です。

プログラムができたばかりです。
これから、広報活動に取り組みます。
国内外のお知り合いの方々に、このようなイベントがあることをお知らせいただけると幸いです。

自由参加ですが、資料を作成する都合もありますので、参加される方やその予定のある方は、あらかじめご一報いただけると助かります。
連絡は、このブログのコメント覧をご利用ください。コメントは一般には公開しませんので、ご安心を。
 
 
 
 
横断する日本文学

−日本文学の国際的研究の展望−

Japanese literature - Travering Cultures
: The prospects for the international study of Japanese literature

 ★日時:2009年9月21日(月) September 21.2009
 ★会場:ケンブリッジ大学・ロビンソンカレッジ
   University of Cambridge, Robinson College, Cambridge, UK

9:50  ごあいさつ Greeting

     Peter F. KORNICKI(ケンブリッジ大学ロビンソンカレッジ・副学長)
     伊藤鉄也(ITO Tetsuya/国文学研究資料館・教授)

1 文化と享受
 Cultural Reception and Historical Perspectives

 ■午前部司会:海野圭介(UNNO Keisuke/ノートルダム清心女子大学)

10:10  基調講演1 Keynote Address 1

     源氏物語はなぜ帝妃の姦通を書くことができたのか
      今西祐一郎(IMANISHI Yuichiro/国文学研究資料館・館長)


10:50  休憩 Break(10分)

11:00  中村久司(NAKAMURA Hisashi/リーズ大学ヨーク・セント・ジョン・カレッジ)
        和歌を翻訳すること
11:30  荒木浩(ARAKI Hiroshi/大阪大学)
        非在する仏伝−インドから観る『源氏物語』−
12:00  Respondent:菅原郁子(SUGAWARA Ikuko/國學院大學)

12:20  昼食 Lunch

2 本文の変容
 Transforming text

 ■午後部司会:伊藤鉄也(ITO Tetsuya/国文学研究資料館)

14:00  基調講演2 Keynote Address 2

     大沢本源氏物語の本文の変容
      伊井春樹(II Haruki/国文学研究資料館・前館長)


14:40  休憩 Break(10分)

14:50  Rebekah CLEMENTS(レベッカ・クレメンツ/ケンブリッジ大学院生)
        末松謙澄のGenji monogatari
15:20  神田久義(KANDA Hisayoshi/國學院大學大学院生)
        物語の変容−源氏と寝覚−
15:50  Respondent:海野圭介(UNNO Keisuke/ノートルダム清心女子大学)

16:10  休憩 Tea Break(20分)

16:30  Round Table
       伊井春樹/今西祐一郎/中村久司/
       Peter F. KORNICKI/豊島秀範/伊藤鉄也

17:30  Final Discussion Moderator 豊島秀範(TOYOSHIMA Hidenori/國學院大學・教授)

    Closing Remarks Peter F. KORNICKI

19:00  晩餐 Dinner

 ★主催:科学研究費補助金基盤研究(A)
  「日本文学の国際的共同研究基盤の構築に関する調査研究」(国文学研究資料館)
  科学研究費補助金基盤研究(A)
  「源氏物語の研究支援体制の組織化と本文関係資料の再検討及び新提言のための共同研究」(國學院大學)

 ★共催:ケンブリッジ大学・ロビンソンカレッジ
   University of Cambridge, Robinson College, Cambridge, UK



posted by genjiito at 02:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎国際交流
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