2009年05月17日

京洛逍遥(77)玄関への道がないホテル

 来客を送り迎えする関係で、ホテルに出入りする日々が続きました。
 京都御所の真横の、烏丸通り沿いにある某ホテルの玄関へ入って行こうとすると、こんな感じでタクシーが止まっています。



090517hotele1正面玄関?


 ホテルの玄関へ行く道はありません。
 それに、薄暗いので、車がいつ動くのか、テールランプを見ていないとわかりません。
 まず、この道からホテルに入るのには、勇気がいります。
 とにかく、ここからは怖くて入れません。

 そこで、左の壁沿いに行くしかないので、車道近くまで並んでいるタクシーの後ろに回って玄関を目指します。


090517hotele2歩けない歩道



 ところが、タクシーが狭い歩道にタイヤを乗り上げて客待ちをしているので、人一人がすり抜けるようにしてコーナーをうまく使って行かないと通れません。
 スーツケースを持っていたら、タクシーのボディーにぶつけないか、気が気ではないでしょう。
 というより、タクシーに当てながらでないと前に進めません。
 この隙間を通り抜けて玄関へたどり着くのは、とにかく緊張します。
 あくまでも、このホテルでは、客は車で来ることが前提のようです。
 歩いて来る客を軽視しているのです。

 この玄関口には、車の誘導と車から降りる客の対応をするホテルマンが、一人配置されています。車の出口方向に、もう一人おられたようにも見受けられましたが。
 しかし、その人も、歩いて来る客が壁と車の間を苦労してすり抜けて玄関へ入ろうとしていても、手助けする気配はまったくありません。あくまでも、車に関係する仕事しか契約に入っていないのでしょう。

 また、玄関を入ってすぐに、黒いスーツ姿の男性が立っておられますが、その方が歩いて入る人の手助けをすることもありません。
 この人は、玄関の自動ドアを入ってからが、決められた仕事なのでしょう。

 まさか、烏丸通りに面していないところに正面玄関がある、ということはないと思います。

 それにしても、チェックアウトを終えて帰る人や、外出する人のことも含めて、車を使わない人のことは一顧だにされていません。

 障害物競走のようなホテルの出入り口です。

 京都のホテルとして、非常に恥ずかしいありようだとと思います。

 日本のおもてなし文化に挑戦する、かつての車社会の残滓のようなホテルです。
posted by genjiito at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎京洛逍遥
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