2009年05月14日

井上靖卒読(70)『白い牙』

 読み出してから中頃までは、なかなか物語に集中できませんでした。
 少し読んから中休みが入って途切れると、続きを読み出しても話の流れに乗れないのです。
 しかし、中頃を過ぎると、おもしろくなります。人間関係のつながりのおもしろさが、見えてくるからでしょう。

 井上靖の小説は、大体にゆったりとした流れの作品が多いようです。その特徴がわかると、井上の小説の味わいがわかってくるように思われます。

   ただし、ただ漫然と頁を繰るだけの作品もあります。目は文字面を追っているのですが、語られる内容がわからないままに進んでいくものがあるのです。
 それは、どこに起因するものなのか、いつか考えてみようと思っています。【2】


初出誌︰新潮
連載期間︰1951年1月号〜5月号
連載回数︰5回



集英社文庫︰白い牙
角川文庫︰白い牙
井上靖小説全集2︰黒い潮・白い牙
井上靖全集8︰長篇1



映画化情報
映画の題名︰白い牙
制作︰松竹
監督︰五所平之助
封切年月︰1961年6月
主演俳優︰佐分利信、牧紀子


〔参照書誌データ〕
 井上靖作品館 
 http://www2.plala.or.jp/baribarikaniza/inoue/
posted by genjiito at 23:42| Comment(0) | TrackBack(0) | □井上卒読
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