2009年05月10日

源氏のゆかり(41)比叡山へのハイキング

 今年の1月11日に、比叡山への登り口にあたる「雲母坂」のことを書きました。

「源氏のゆかり(34)説明板30-雲母坂」


 暖かくなったら登ろうと思っていました。
 昨日は、初夏のちょうどいい天気だったので、過日の雲母坂までは自転車で行き、そこから歩いて比叡山を目指しました。ちょうど、修学院離宮の裏道を歩くことになります。



090509hiei1雲母橋



 登りはじめは、狭くて急な石道が続きます。
 落ち葉の絨毯を踏みしめながら、この先どうなるのか少し不安になります。



090509hiei2狭隘な山道



 この道は、最澄、法然、親鸞、日蓮、道元などが登った道です。
 『源氏物語』の浮舟や薫も、この道を登ったことになります。
 『源氏物語』の作者も、この道を登ったことがあるに違いありません。
 もっとも、着物姿で登るとなると、写真でわかる通り、女性には困難が伴います。
 はたして、女性はどのような姿で登ったのか、非常に気になります。
 30年以上も前に、滋賀県の坂本から歩いて比叡に登ったことがあります。向こうからなら、着物でも登れるかも知れません。

 1時間弱で、こんななだらかな道になりました。
 まさに、森林浴のハイキングコースです。



090509hiei3森林浴




 途中で、京都国際会館から岩倉あたりが眼下に広がりました。




090509hiei4京都国際会館から岩倉あたり



 写真の左端中央の円形の建物が、昨秋、天皇皇后両陛下をお迎えして「古典の日」の宣言がなされた国際会館です。
 手前には、藤の花が満開です。


 山登りの中程に、ケーブル比叡駅とロープ比叡駅があります。
 休憩にはちょうどいいところです。



090509hiei5ロープ比叡駅




 後半の道は、道幅も広くなり険しさはなくなります。



090509hiei6木立の山道




 自宅をでてから約3時間がかりで、目的の延暦寺・根本中堂に着きました。





090509hiei7根本中堂




 のんびりとお弁当を食べながらの、リフレッシュを兼ねた山登りでした。

 帰りは、雲母坂まで休憩することなく、1時間強で下りました。
 今回の山道で、下り道で苔生した岩の間を擦り抜けるようにして通ったところが、一番印象に残っています。 




090509hiei8下り道で



 ふかふかの落ち葉の絨毯を踏みしめながら、苔に気をつけながらの下山は、なかなか楽しいものとなりました。

 さて、『源氏物語』の登場人物たちは、どのようにして登ったのか、ますます知りたくなりました。
 どなたかがお書きになっているのかも知れません。
 自分が歩いたからこそ、同じ道を千年前の人たちも同じ思いで登ったのかどうか、気になるところです。道は同じはずなので、自分の体感を共有したくなります。

 これが、気ままに京洛を散策する楽しみとなっています。
 この次は、根本中堂から横川まで、脚を延ばしてみたいと思います。
posted by genjiito at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎源氏物語
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