2009年05月06日

源氏千年(84)紫式部千年ライブ

 京都駅に近いところ、大宮通とJR山陰本線(嵯峨野線)が交わるところに、梅小路公園があります。
 「グリーンフェア2009春」が開催されていました。
 園内では、子どもたちの遊び場として解放されており、植物の販売や手作り市も賑やかに行われています。
 一番奥の「緑の館」の中に「朱雀の庭」があり、そこで庭園コンサートが催されました。

 「源氏物語/紫式部千年ライブ」というイベントです。
 私は、午前の部の庭園の舞台でのライブに参加しました。午後は、館内のイベント室です。

 庭園はみごとなもので、野外イベントには最適です。
 この日のコンサートは、「源氏物語千年、紫式部の和歌が時空を超え、朱雀の庭に響く」というテーマでのものです。
 200円の入場料を払って会場に入ると、すでに始まったばかりのところでした。

 池に突き出した四角い舞台から、ギターとオカリナの音色が聞こえてきました。



090504umeg1朱雀の庭


 この日のコンサートは、2008年に京都で結成された音楽ユニット、新伝統派「しき」のお二人の演奏です。
 阿武野逢世さんがギターによる和歌の弾き語りを、鈴江先子さんがオカリナの演奏です。

 入口でいただいたちらしは、簡単なものでした。

 
090503gliveprintちらし


 ここに書かれているものを、記録として掲載します。




   「源氏物語/紫式部千年ライブ」

@ 午前十一時〜朱雀の庭  A午後二時〜イベント室

やどりせし 人のかたみか藤袴 わすれがたき香に においつつ
             「古今和裁集」紀貫之
 (演奏・和歌)・・・
   木 霊 (こだま)(作︰鈴江先子 舞︰Uーko)
☆ 『源氏千年紀』テーマ曲
  紫のかがやく花と日の光 思い合わざることわりもなし 『桐壺』与謝野晶子

☆空蝉の身をかへてける木のもとに なほ人がらのなつかしきかな 『空蝉』
   空蝉の羽におく露の木がくれて しのびしのびにぬるる袖かな 紫式部

☆心あてにそれかとぞ見る白露の 光そへたる夕顔の花   『夕顔』
   寄りてこそそれかとも見めたそかれに ほのぼの見つる花の夕顔

☆・・・ 演奏曲 『若 紫』(作‥鈴江先子)

☆橘の香をなつかしみほととぎす 花ちる里をたずねてぞとふ 『花散里』

☆たちぱなの小島の色は変らじを この浮舟ぞゆくへしられぬ 『浮舟』

☆ありとみて手にはとられず見ればまた ゆくへもしらず消えし蜻蛉 『蜻蛉』

☆・・・ 演奏曲 『夢浮橋』(作‥鈴江先子)

※  めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に
              雲がくれにし夜半の月かな 『百人一首』紫 式部

 【演奏】
     阿武野逢世(あぶの おうせ)︰和歌弾き謳い
     鈴江 先子(ずずえ さきこ):オカリナ演奏





 なお、このうち「蜻蛉」と『百人一首』の歌は、時間の都合からか省略されました。



090504umeg2庭園ライブ


 ギターの弾き語りは、私には少し違和感を覚えました。和歌の原文を生かしながら作曲されたということですが、そのメロディーに馴染めなかったためかと思います。
 初めて聞く曲なので、次に聞くとまた違った印象をもつかもしれません。
 ただし、お話の内容があまりに俗っぽかったので、残念でした。和歌の内容とかけ離れすぎていました。
 これは、モットーである「日本古来より伝承された古き良きものの感動にテーマを求め、自由な発想・新しい感覚での表現を目指し」た成果と、落差のありすぎるものです。

 オカリナは、非常に澄んだ音色で、庭園に響きわたっていました。
 写真でも、上空に鳥が写っています。
 この音色に鳥が集まってくるのだそうです。
 オカリナの曲は、演奏者である鈴江さんが作曲されたものです。
 これは、まとめてCDなどで出されていれば、手にする価値のあるものだと思いました。

 オカリナの鈴江さんは、昨年の源氏物語千年紀のイベントでも、幅広く活躍の場があった方のようです。
 今後が楽しみな方です。情報を集めてみましょう。


 コンサートの後は、庭園内の東屋でお茶をいただきました。
 同志社大学表流茶道同好会志清会の方が淹れてくださいました。
 和菓子もおいしくいだきました。血糖値をコントロールしている身なので、欠片を少しだけ口にしただけでしたが。

 200円の入場料でこんなにもてなしてもらい、充実したひとときを恵んでいただきました。
 イベントの関係者のみなさまに感謝します。お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
posted by genjiito at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎源氏物語
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