2009年03月30日

『総研大ジャーナル No.15』刊行される

 総合研究大学院大学の定期刊行誌である『総研大ジャーナル 15号』(2009(平成21)年春)が刊行されました。



090330journal0表紙(右)と裏表紙(左)


 近日中に、総合研究大学院大学ホームページの電子ジャーナルとしてPDF公開されますので、ご覧いただければと思います。


 今号には、『源氏物語』の本文研究の現状について、拙稿「『源氏物語』本文研究の新しい時代」が掲載されています。
 公開されるまでのつなぎとして、一部を紹介します。


090330journal1記事冒頭部



 掲載された8頁分の最後の2頁には、『源氏物語』の翻訳状況と、さまざまな『源氏物語』の翻訳本の中から、中国語・ハングル・英語・フランス語・スペイン語・イタリア語・ドイツ語・ロシア語・フィンランド語・チェコ語・クロアチア語・ヒンディー語・タミール語・パンジャビ語の「桐壺」巻の冒頭部分を一覧できるようになっています。




090330journal2翻訳本のいろいろ



 こうした各言語による『源氏物語』の翻訳が、日本と諸外国との文化理解の一助となり、文化交流を盛んにする役割を果たせたらいいと思います。
 『源氏物語』の古写本の読解と共に、若者が日本古典文学を通しての、こうした異文化交流にも参加してくれることを待ち望んでいます。



 なお、前号の『総研大ジャーナル特別号(2008(平成20)年12月刊行)』では、昨年ノーベル賞を受賞なさった小林誠先生の特集号です。
 これは、すべての記事が電子ジャーナルとしてのPDFで読めます。



 今号も、私の記事の後が小林先生なので、文科系が露払いをしている、という形となりました。

 総合研究大学院大学は、理科系が主体の大学院大学ですが、文化科学研究科としては、以下の基盤機関が所属しています。

 国立民族学博物館
 国際日本文化研究センター
 国立歴史民俗博物館
 メディア教育開発センター
 国文学研究資料館

 文科系は、少ない予算にもかかわらず、元気に研究活動を展開しています。
 このような大学が日本にあることを、一人でも多くの方に理解してもらえたらと思っています。
posted by genjiito at 14:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎源氏物語
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