2008年11月22日

ハーバード(5)初日の報告


国文学研究資料館とハーバード大学が主催する国際研究集会は、朝の9時から開会です。
タイトルは、「The Artifact of Litelature : Japanese Books,Manuscripts,and Illustrated Scrolls」(日本文学の創造物 書籍、写本、絵巻)です。

まずは、クランストン先生の開会の挨拶です。

081121cranstonクランストン先生


続いて、伊井先生の基調講演がありました。

081121ii伊井先生



そして、第1パネルの「和歌・物語・翻訳」となります。

ディスカッサントであるイエール大学のケイメンズ先生から、このパネルの趣旨と発表者の簡単な紹介がありました。

081121kamensケイメンズ先生

英語によるものだったので、理解するのに大変でした。

さて、このパネルのトップバッターは私です。

081121ito


前日から用意をしていた読み上げ原稿は、会場の雰囲気を察知して、ほとんどを端折って進めることとなりました。
会場にお集まりの方々に分かりやすく語るために、できるだけ原稿は読まないようにも心掛けました。すると、内容を平易に伝えようとすればするほど、冗漫になっていきます。
これは、分かってもらいながら進めようとすれば、当然のことです。
伊井先生からいただいた『源氏物語』の本文を整理する課題に、30年もかかって今日ようやく1つの回答を報告できることになった、ということから語り始めました。
時々、先生の反応を窺いながら、他の参加者の表情を見ながら、発表原稿に沿って話を進めました。
今、我々はどんな本文を読んでいるのか、という問題提起の時には、会場の最前列においでのハルオ・シラネ先生が真剣に聴いてくださっているのがわかりました。お昼を食べながらと、午後の美術館特別観覧の時に、『源氏物語』の写本のことを聴かれたので、何とか言いたかったことが伝わったことがわかりました。
とにかく、会場の方々が聴いてくださっていると思うと、さらに分かってほしくなります。
『源氏物語』の本文は、〈青表紙本・河内本・別本〉という分類ではなくて、〈河内本群〉と〈別本群〉という2分別すべきであること、そして今日からは〈甲類〉と〈乙類〉と称する分類概念で仕分けをすべきであることを、とにかく一所懸命に訴えました。
「5分前」という紙が掲げられているのが目に入った時には、手元のタイマーは25分を指していました。
持ち時間は20分のはずです。すでに5分もオーバーしています。
大急ぎでまとめに入りました。

私たちのパネルは、4人で編成されていました。4人目の方は、日本人ですがアメリカの大学の先生ということもあり、発表は英語でした。
画像を提示しながらの発表なので、おおよそはわかりましたが、私には、とにかく心もとない理解に終わりました。

最後に、ディスカッサントであるイエール大学のケイメンズ先生が、このパネルを総括されました。
英語で話されましたが、あらかじめその概要は伺っていたので、何とか分かりました。
4人の発表者1人1人に対して、丁寧なコメントを付けてくださっていました。
私に対しては、いくつかの質問がありました。
ただし、お答えする時間も場面もなかったので、後でお話する機会を持つことにしました。
posted by genjiito at 08:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎国際交流
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