2008年10月24日

古書との出会い『井上靖−ロマネスクと孤独−』

 大谷大学の帰りに古本屋で、ずっと探していた本の一つである『井上靖 −ロマネスクと孤独−』(三枝康高、有信堂、1973)を見つけました。
 定価1,500円の本が、売価は6,000円でした。

 なかなか見かけない本なので、思い切って買おうかと思いました。それでも、何となく踏ん切れずに、『あさきゆめみし画集』だけを買って店を出ました。

 その店には、もう一冊、『井上靖の世界』(福田宏年、講談社、1972年)もありました。それは8,000円だったので、これは即刻パスとしました。

 人手に渡る前にあの本を、やはり早めに買っておこうか、と気掛かりでした。
 本とは出会いがあるものですから。

 そんな折、京都大学からの帰りに、道を隔てたところのよく行く古書店で、昨日と同じ箱入りの『井上靖 −ロマネスクと孤独−』を見かけました。
 縁のある本だと思って裏表紙を開いて値札を見ると、なんと1,000円でした。
 間違いないかをジックリと確認してから、小躍りしながらレジに持っていきました。


081106inouebook研究書


 古典籍に限らず、本との出会いは、いつもながら楽しいものです。

 こんな楽しさがあるので、私はインターネットで本を買うことは、洋書以外にはありません。
 それも、明らかにあることがわかってからのネット注文です。

 ネットで本を探していても、本との出会いに感激することがないのです。
 古書店で、狭い隙間をのぞきながら、首を縦や横にかしげながらの本探しは、本当に楽しい一時です。
 そして、今回のように、探していた本が見つかったときの嬉しさや、同じ本が別の店で特価で並んでいるのを見つけたときの驚喜や落胆は、格別の味が体を走ります。

 もっとも、一つ間違って、この前の時点でこの本を買っていたら、この本を見るにつけ、恨めしく思っていることでしょう。

 実に楽しい本との邂逅を求めて、また古書店巡りを続けます。
posted by genjiito at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | □井上卒読
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