2008年10月14日

立川の謎の寿司屋のレーンが回転

 先週の土曜日のことです。
 国際日本文学研究集会が終わってから、いつもいろいろとお教えいただいている先生を、この立川の謎の回転寿司屋にお連れしようと思いました。お忙しい先生を無理やり引っ張って行った格好でしたが、行ってみると、あれあれ、お休みなのです。
 この前は、日曜日がお休みだったので、土曜日は大丈夫だろうと思ったのですが … 。
 この店のポリシーを読みきれませんでした。

 その日は、別の回転寿司屋へ行きました。
 とにかく、私は一日に一食はお寿司なのです。それも、日本文化の詰まった回転寿司なのです。

 今日は、室伏信助先生の『源氏物語』の連続講演がありました。担当の私は、今日も進行役です。
 今日は2回目です。100人以上の方が、会場を埋めておられます。

 室伏先生は、来聴者に語りかけるようにして進めて行かれるので、みなさん親しみを感じておられるのでしょう。講演の途中で先生が、ここまでで質問はないですか、と問い掛けられると、サッと手が上がって、会場は活気づきます。

 今日のお話が『源氏物語』の写本のことだったので、質問も、紫式部の書いた写本のことでした。
 なかなかいい質問だったので、先生も丁寧に、わかりやすく説明してくださいました。

 私は、この時はマイクを持って、会場を走り回ります。なかなか体力仕事です。
 先週から連日、マイクを持っての進行役で、それなりに神経を使うので、帰りにはドッと疲れがでます。

 それはさておき、室伏先生のご講演が終わってから、展示室へご案内して、大島本の「胡蝶」で「みるこ」となっている箇所のご説明をしました。
 先生は岩波書店の『新大系 源氏物語』の校訂本文を作られたので、朱書きの傍記を採用したことに関して、とにかく訂正されたものを採り上げる方針でしたから、と、先生の立場を語ってくださいました。

 その後、小雨の中を、今日は開いているだろうと、あの寿司屋へ向かいました。

 今日は、お店に電気が点いていました。
 しかし、お客は誰もいません。

 めったに客が来ないのですから、おやじさんもおばさんも、私の顔を覚えていてくれたようです。
 早速、この前の美味しかったシャコを頼みました。
 いいシャコでした。

 3品目あたりで、突然レーンが動き出し、なんとお寿司が回ってくるではないですか。
 てっきり、この回転レーンは錆びついているだろうと思い込んでいたので、これには感動しました。

 レーンを動かしても、おやじさんは無表情です。どうだ、動くんだぞ、なんていう顔は見せません。
 やはり、このおやじさんは、銀座で名を上げた人に違いありません。

 帰りがけに、先週来たことを伝え、土日は休みですか、と聞きました。
 すると、思いがけない返事が返ってきました。
 土曜日は7時までで、日曜日は5時までやっていると。

 おーぃ やる気はあるの?

 それにしても、本当におもしろい寿司屋さんです。
 結局、今日も客は誰も来ませんでした。
 それなのに、ネタはいいものを入れているのです。
 おやじさんの意地なのでしょうか。
posted by genjiito at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | *身辺雑記
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