2008年10月03日

源氏千年(59)源氏展の内覧会

 本日、国文学研究資料館において無事に、「立川移転記念特別展 源氏物語 千年のかがやき」の内覧会をおこないました。



081003hall展示室前


 開場前の室内はこんな感じでした。



081003entrance入口


 これは、今回の目玉である『源氏物語団扇画帖』から抜き出した登場人物が、バナーとなってお出迎えです。


 展示室に入ってすぐ右が、【第一部 描かれた名場面】です。



081003naka01第1部の通り





081003naka2団扇絵



 『源氏物語団扇画帖』を展示する10メートルのウォールケースには、17図しか広げられません。
 これは、3回に分けて展示します。ぜひ、3度足を運んでいただき、すべてを見ていただきたいと思います。

 もちろん、展示図録には、54枚の絵をすべて収録し、一枚一枚に丁寧な解説を付けています。


081003book図録表紙



 この『源氏物語団扇画帖』については、国文学研究資料館の基幹研究プロジェクトとして「『源氏物語』再生のための原典資料研究」を発足させ、2年間の研究成果を解題に盛り込んだものです。
 また、この源氏絵の事物索引も、図録の巻末に収録しています。

 なお、9月22日に発行された特殊切手「『源氏物語』一千年紀」のシートの背景画像にも、この『源氏物語団扇画帖』が採用されています。


 この王道を、内覧会が始まると、たくさんの方々で埋まりました。



081003naka11内覧中



 とにかく、さまざまな仕掛けに驚かれたようです。


 この通りの反対側には、『源氏物語』の古写本などが姿を見せます。

 【第二部 どのように書写されたか】

 【第三部 どのように鑑賞されたか】

 重要文化財の中山本や陽明本、そして大島本と、『源氏物語』に関する主要な写本はほとんど展示しています。
 鎌倉時代から江戸時代にかけて、『源氏物語』が伝えられてきたありようが一望できるという、贅沢な空間です。


 与謝野晶子の自筆原稿も必見です。
 鞍馬寺のご理解により実現した画像データベースは、ビデオルームでご覧ください。

 紹介したいものが目白押しですが、それは会場で……、ということに留めます。


 最終コーナーは、海外の翻訳本です。


 【第四部 世界文学としての『源氏物語』】



081003kaigai翻訳本


 ここは、意外な空間となっていることもあり、みなさん立ち止まって翻訳本の表紙に見入っておられました。

 解説は少ないかもしれません。
 しかし、「見どころ案内」という12頁のパンフレットを作成し、入り口に置いてあります。
 ぜひ、このパンフレットを手に、展示作品をじっくりとご覧いただきたいと思います。

 一人でも多くの方に見てもらうためにも、とにかく立川に足を向けていただけるよう、可能な限りの情報を提供していきたいと思います。

 明日は、東京学芸大学で中古文学会が開催されます。
 招待券をお配りしているので、たくさんの方々で会場が埋まることでしょう。

 さて、どのような反応があり、どのような評価が下されるのか、心配であり、楽しみでもあります。

 展覧会としては、その内容のレベルを少し高く設定しています。
 そのため、ぜひ展示図録(1,995円)は手にしてほしいと思います。

 図録は、入場者の5パーセント位しか購入されないそうです。
 今春の京都文化博物館での源氏展は、13万人の入場者のうち一割の方が、図録を購入されました。
 これは、驚異の数字なのだそうです。
 さて、国文学研究資料館の展示図録は、どのような評価を受けるのでしょうか。

 本図録は、『源氏物語 千年のかがやき』と題して、思文閣出版から刊行されています。
 全頁フルカラーの豪華な印刷をしましたが、定価は、1,995円です。
 お近くの書店で注文しても、入手できます。
 展示を見られない方は、是非この図録で雰囲気を体感してください。
 期待を裏切らない図録に仕上がっています。 … いるはずです … 。
posted by genjiito at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎源氏物語
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