2008年09月09日

ヴェネツィアから(2)ネットの功罪

 イタリアに来てまで徹夜をして仕事をしています。
 来月からの源氏展のための資料に不具合が見つかったりで、いろいろとあるためです。
 一晩中、文章の修正をしたり、メールを出したりしています。
 手元に本が何もないので、大変な作業です。日本にいたらすぐに出来る文章も、海を隔てた地ではとてつもない時間がかかります。
 記憶力の減退を恨みながらの仕事です。

 苦労して作成したテキストをネット経由で送った後、すぐにまたまったく別の問題が持ち上がりました。
 ヴェネツィア大学から次の会場へ移動中だったので、電話で日本とのやりとりとなります。

 海外で使うための専用の電話を持参していたために、こんな時に重宝します。これは、イギリス経由で接続する電話で、いろいろな国からかける私にとっては、料金や支払いが効率的なものです。
 ただし、街中で移動中だったので、行動を規制されています。鞄の中に、ノートパソコンは入っています。しかし、肝心のインターネットの接続ポイントがないために、ネットにつなげられないのです。

 ヴェネツィアにも、インターネットカフェはあります。しかし、私がいた地点の近くには、まったくないとのことでした。宿泊している修道院まで戻るのが一番早い、という結論になりました。
 ヴェネツィアの街中は、ほとんどが徒歩での移動です。

 例えば、大学の入り口は、普通はまったくわかりません。次の写真の入り口は、大学としては珍しく、それらしい門構えとなっています。これでも、なかなかそこが入り口だとはわかりません。狭い道で組み上げた街です。

080912univ_2大学の入り口

 道々に、行き先を示すプレートはあります。しかし、歩いていると、こんな標識に出くわすと、どっちから行こうかと、足が止まってしまいます。

080912rialto案内表示

 同行のみなさんには申し訳なかったのですが、私だけは一旦引き返すことにしました。ただし、迷路のようなヴェネツィアの道を、すぐに帰ることができません。学生さんに連れて行ってもらうことになりました。近道があるとのことで、10分もかからずに修道院に帰り着きました。

 自分の部屋に帰っていると時間がかかるので、入り口にあるロビーの一室で、大急ぎでワイヤレスのネットワークにつなげ、資料をダウンロードして、それに手を入れて返送します。さらに、2本のメールを書いた後、ネットで支払いをして、これまた早業で返信します。
 15分ほどで仕事をやり終え、またみんなの移動地へ向かいました。道案内の学生さんの好判断で、お昼の休憩地であるサン・マルコ広場に急行となりました。ちょうど、みなさんがフローレンスというカフェで一休みのところへ、何とか合流できました。
 いやはや、相変わらず、慌ただしいことです。

 イタリアに来ても、仕事に追いかけられているのです。
 便利なはずのインターネットのありがたさを、あまりにも便利なために、時には恨んだりもしています。
posted by genjiito at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎国際交流
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