2008年09月08日

ヴェネツィアから(1)機内での映画

 先週来、怒濤のごとく東京と京都で仕事をこなし、そのままウィーン経由でヴェネツィアに数時間前に着きました。
 先週は、いったい何時間横になって寝たでしょうか。移動する電車の中で休んだだけのような日々でした。とにかくこの十日間は、ほとんど寝る暇もなく校正と編集の仕事に追われていました。
 今日も、ほとんど徹夜の状態のままで、朝早く成田空港に駆けつけました。ヨーロッパに行くときは、行きは寝ない方が翌日が楽です。その意味からも、飛行機の中では可能な限り寝ないで、パソコンに文章を入力したり、機内の映画を観たりしました。

 今回は、あまり観たい映画をしていませんでした。オーストリア航空だったせいかもしれません。仕方がないので、『隠し砦の3悪人』というものを観ました。

 予想に反して、迫力のある場面が多くて、面白い映画でした。
 話の展開にも、無理があまりありませんでした。
 ロクロウタ役の阿部寛は、難しい役所をよく演じきっていたと思います。ユキヒメ役の女性も、上品に、そしてきれいに演じていたのは、好感が持てました。長沢まさみというのでしょうか、今後とも、活躍する女性なのでしょう。少し目のきつい表現が、キリリとしてよかったと思います。
 それに引き換え、副主人公とでもいうべき存在の若い男の子は、いかにも観客を取り込むためのキャストであることが見え見えで、あまりいい配役ではないと思います。表情が、いかにもやらさている、という感じです。無難にやり終えたということでしょうが、この子の演技をもう一度見たいとは思いません。どのような経緯で選ばれたのかは知りませんが、何か背景にプロダクションの取引を感じさせます。見当違いかもしませんが、ミスキャストには違いありません。興行収入優先の制作なのでしょう。しかし、残る映画を目指してほしいものです。
 ただし、全体的には、よく引き締まった、完成度の高い映画に仕上がっていたのではないでしょうか。

 機内食が配られた時、隣に座っていた同級生が、アッと叫びました。
 何事かと思ったら、ミネラルウォーターの採水地が、彼の生まれた家のすぐそばだというのです。いたく感動していました。


080909water北陸の水


私も、かつて平群のショウガを海外の食品に添付されていたものを見かけた時、自分との地縁に懐かしさを覚え、嬉しかったことを思い出しました。この気持ちはわかります。

 iPhoneは、ウイーンでもヴェネツィアでも、インターネットに接続できました。また、GPSによる位置確認と現在地の地図も、うまく表示できました。海外をナビを持って歩くこととなり、安心感が増します。

 ウィーンからヴェネツィアのマルコ・ポーロ空港へ行く時は、小さな飛行機に乗りました。


080909plane小型飛行機



 中は、窓側に2列が並んでいます。アメリカで地方都市に行く時に、2列だけの飛行機に乗ったことがあります。あまりにも小さくて不安になります。しかし、ジェット機と違い、かえって安心できました。いかにも、人間が操縦している、という実感が伝わって来ました。

 ヴェネツィアの空港からヴェネツィアの町中にはいるのに、バスを使いました。
 その時、ヴェネツィアにいる仲間に到着わ伝える挨拶代わりに電話をしたところ、すぐに出てくれたのですが、話がうまくつながりません。そして話しているうちに、何と相手は今はカナダにいることがわかりました。
 突然の電話が、イタリアからカナダへとつながったのです。いやはや、地球は狭いものです。
 私は、11月にハーバード大学で研究発表をするので、そこで会いましょうか、ということで電話を切りました。
 そして、フッと今の時間を確認しました。ヴェネツィアは午後7時です。というこは、カナダは何時だったのかと……。相手がすぐに出てくれたので、あまり迷惑をかけなかったかと思いますが、便利さの中の無神経ぶりを反省しました。

 今、宿泊先の修道院から、1時間3ユーロ(500円弱)でインターネットに接続しています。無線なので、自分の部屋から楽に使えています。MacBook Air は、快調に動いています。
posted by genjiito at 23:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎国際交流
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