2008年08月21日

日常化した遅れる電車

 東京の電車は、外国並に遅れます。
 かつては、日本の電車は時刻表通りに走ることで、世界的に驚異の対象となっていました。驚嘆と称賛を得ていました。
 それが、今は世界に肩を並べるほど、無理をして走らせないようになったのです。
 我々も、そのことに理解を示すようになりました。

 イタリアでは、高速特急以外は、非常にアバウトに走っていると思います。
 イギリスは、列車によって経過時間はまちまちです。
 インドは、とにかく時間のことは考えないで走っています。

 このところ4日連続で、通勤電車が遅れました。
 遅れることは承知で、移動に電車を使っています。しかし、かつての日本では電車が定刻通りに走っていたことを知っているだけに、つい、いつものように駅に電車が来て、いつもの時間に目的駅に着くと勘違いしてしまうのです。

 遅れる理由は、おおよそ以下のようです。

(1)人身事故
(2)車両故障
(3)強風予防
(4)大雨落雷
(5)線路内立入
(6)急病救助

 いずれも、文句の言いようのないものです。
 しかたがない、と、優等生になって諦めるしかないのです。

 それにしても、かつては、どうしてあんなに時間に正確に走っていたのでしょうか。

 神戸でのJR列車横転事故以来、無理をして電車を走らせないことが常態となりました。
 利用者も、時間の正確さよりも、安全優先、事故防止を尊重するようになったと思われます。
 利用者が、鉄道会社に理解をしめすようになったのです。
 その結果、電車は堂々と遅れるようになったのです。

 これまでのように、ガソリンを燃やして移動する時代の再来はないでしょう。
 すると、公共交通としての鉄道の役割が大きくなります。
 しかし、電車は、安全優先で時間にルーズになります。

 難しい問題です。
 時間通りに走る電車のことを、もっと考える時代に入っているように思えます。
posted by genjiito at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | *身辺雑記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/178852724
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック