2008年08月16日

京洛逍遥(45)大文字の送り火

 京都五山の一つである「大文字」が、近くの賀茂川から見えます。
 昨日の夕刻、いつもの散歩の途中にその様子を確認しました。


080815okuribi1北大路橋から


 北大路橋の欄干は、先月に新装なったばかりです。
 もう少しで満月です。
 如意ケ嶽に「大」の字がくっきりと山肌に認められます。
 ここに、16日の夜8時に火が点くのです。


080815okuribi2川面の月


 出雲路橋の方へ下ると、月光が賀茂の川面に映っています。

 あの世から帰ってきていた両親をはじめとするご先祖さんたちも、明日の送り火で帰って行きます。
 この景色は、明日の壮大な儀式が整ったことを伝えてくれているようです。

 送り火当日の今日は、家の周辺が警察の厳重な警備と交通規制により、いつもとはちがう雰囲気と熱気が感じられます。
 賀茂街道は、すべての車が遮断され、歩行者天国となっています。
 たくさんの人が、河原に陣取り、いまかいまかと8時の点火を待っています。

 私は、昨日確認した場所へ直行です。


080816daimonji1点火


 点火直後は、じょじょに「大」の字が形作られていきます。



080816daimonji2大文字


 10分もしないうちに、きれいに「大」の文字が夜空に浮かび上がりました。
 昨日、煌々と照り輝いていた満月は、今日は一面の雲に遮られて闇夜です。

 さらに10分もする頃には、しだいに火勢が弱まります。
 すると、上空の雲間から、月がおぼろに見え出したのです。



080816daimonji3朧月


 そして、大文字の火が消えかかる頃には、雲の隙間から満月が顔を出したのです。


080816daimonji4満月



 あらかじめストーリーが作られていたかのように、すばらしい大文字の送り火を見ることになりました。

 帰りに、北山の松ヶ崎方面に、「妙法」の文字の一部が木の間がくれに見えました。

 来年は、「妙法」を見にいくつもりです。
posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎京洛逍遥
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