2008年06月28日

200回目の研究会の熱気

 今から四半世紀前に、伊井春樹先生が「大阪大学 古代中世文学研究会」を立ち上げられました。
 その研究会が、今日でちょうど200回を迎えたことになり、一区切りとなる記念の例会が開催されました。

 伊井先生が退職された5年前からは、荒木浩先生がこの会を守り育てておられます。

 今日の研究会のメニューは、以下の通りです。

・「胡旋女」の寓意―光源氏と清盛と       大阪大学 荒木浩氏
・『続教訓抄』伝本考              神戸学院大学 中原香苗氏
・夢を見ることを忘れた頃にー安西法師の奇蹟ー  愛媛大学 福田安典氏
・大覚寺統における勅撰集下命をめぐって     大阪大学(院) 村山識氏 

 みなさん、日頃の成果を披露なさいました。質疑応答も、充実していました。

 本日の目玉は、福田氏の発表に合わせて、伊予寿永寺の小島泰雄住職による、御寺宝の掛幅絵を用いた「安西法師伝」の絵解きの実演でした。


Zpu_muik_s小島泰雄御住職



 緩急自在の口調での熱演で、お年を感じさせないお話と語りを拝聴しました。

 日頃は、研究発表において資料を見つめながら聴くことが多いのですが、こうした実演を交えた発表会は、非常に刺激的です。この試みは、今後ともさまざまな分野で取り組むべきだと思います。

 会場にはたくさんの人が詰めかけ、200回を記念するにふさわしい研究会となりました。

 私は、この研究会の機関誌である『詞林』の創刊号の印刷に関わって以来、何かと縁のある集まりです。100回目の時は、私が研究発表をしました。

 この研究会がこうして活動を続け、若い人たちを取り込んで育っていることは、本当にすばらしいことだと思います。
 伊井先生の後を引き継がれた荒木先生のご苦労が察せられますが、とにかく前進し続ける研究会に、声援を送ることを惜しみません。
 この会が次に300回を迎える時には、私は定年となっています。その時に、私がどのような立場で参加しているのか、それを考えるだけでも、今から楽しみです。





posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ■古典文学
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