2008年04月25日

源氏千年(31)朝日「人脈記」5

 第5回のタイトルは「煉獄の世界に命をかけて」です。
 今回は、瀬戸内寂聴さんの話に終始しています。
 平成の『源氏物語』を語る時には、瀬戸内源氏は無視できません。現在の源氏ブームは、この瀬戸内訳の『源氏物語』が大きな働きをしていると言えましょう。
 もっとも、私はまだこの現代語訳を読んでいないので、何も言えませんが … 。

 瀬戸内源氏の朗読が、いくつもなされているようです。
 幸田弘子さん、白石加代子さん、名取祐子さん。

 耳で聞くのが物語本来の姿でしょうから、たくさんの朗読が聞けるのはありがたいことです。
 私は、関弘子さんが阿部秋生先生の校訂本文を朗読されているものと、同じく関弘子さんが谷崎潤一郎の源氏訳を読んでおられるものを持っています。
 朗読を聞くたびに思うのですが、すぐに眠くなるのはどうしてでしょうか。『源氏物語』だからなのか、私が朗読のリズムに合わせられないのか、よくわかりません。

 今日の記事では、人形師のホリ・ヒロシさんの話も取り上げられています。ホリさんについては、ちょうど10年前の『アサヒグラフ』(1998.11.13号)で特集が組まれていて、先ほどそれを取り出して写真等を見ていました。宇治市源氏物語ミュージアムで上映されている篠田正浩監督作品の「浮舟」は、ホリさんの人形でした。人を惹き付ける人形ですね。
 人形師と言えば辻村寿三郎さんのことに触れなければなりませんが、それはまた近いうちにしましょう。
 今日の記事では、このホリさんと瀬戸内さんとの接点が最後に示されます。人と人のつながりはおもしろいものだと感心しました。

 今日は夕刻より、明日から一般公開となる京都文化博物館の「源氏物語千年紀展」の、開会式と特別鑑賞会がありました。
 縁あって私も招待を受けましたので、楽しみにして出席してきました。
 知事や館長の挨拶の後、瀬戸内さんの挨拶がありました。

瀬戸内


 自分の作品はダメだが、源氏物語の現代語訳は売れ続けている、と会場を沸かせながらのお話でした。

 会場を後にして、帰宅して新聞を見たら、さきほどお目にかかった瀬戸内さんをめぐる「人脈記」の内容で驚きました。偶然とはいえ、世の中は本当におもしろいものです。




posted by genjiito at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎源氏物語
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