2008年04月07日

源氏千年(23)ミニチュアの世界

 出町柳と百万遍の間に、思文閣美術館があります。
 2月から開催されていた展覧会に、最終日にやっと行くことができました。今年の京都は、さまざまなイベントが組まれているので、行くタイミングがむつかしいという、贅沢な悩みを抱えることとなりました。

 さて、今回は「愛でたきもの 雛とミニチュアのお道具展 ―ミニチュアで織りなす『源氏物語』の世界―」というテーマです。


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 小さくてかわいいお雛様や小道具などがありましたが、ここでは『源氏物語』に関するものだけをリストで紹介します。

 出品されていたのは、緻密で精彩な以下のものです。


・雛飾り(書棚などに『源氏物語』の場面が描かれている)
・初音蒔絵硯箱
・豆本
・源氏物語図雛屏風(石山寺蔵)
・源氏物語図蒔絵印籠(石山寺蔵)
・源氏物語図色紙貼付風炉先屏風(石山寺蔵)
・源氏物語図押絵貼屏風(石山寺蔵)
・源氏物語意匠小筥
・源氏物語入子式蒔絵香合
・白描源氏物語画帖(伝土佐光則筆)
・絵入源氏物語(山本春正編)
・紫式部源氏かるた(二代国貞)


 日本人の手先の器用さが実感できました。
 私は、豆本が特に気に入りました。
 こうして『源氏物語』を意匠化した小物を見ていると、文学が文化として受け入れられた実態が見えてきます。
 この源氏千年という区切り目に直面し、さまざまなイベントを通して『源氏物語』の受容の諸相を追体験できることは、本当に稀有なことです。
 今後とも、一つでも多くのイベントを自分の目で見て、その意味を確認したいと思っています。



posted by genjiito at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎源氏物語
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