2008年03月23日

源氏千年(16)お香と源氏物語

 18世紀中頃に「奈良屋」の屋号で創業した呉服商の家「杉本家住宅」が、京都四条西洞院にあります。市の有形文化財に指定されています。


Mt5xx0qz_s杉本家



 この杉本家を会場として、
「源氏かおり抄の世界」展

が5日間にわたり開催されました。主催はお香で知られる松栄堂です。

 京町家の中の各部屋に、松栄堂の源氏のお香シリーズを置き、その雰囲気を味わうものでした。昔ながらの町家に、源氏のお香が置かれていて、貴族と町衆との文化の違和感を楽しみました。
 私にはその性格が違いすぎて、正直言って馴染めませんでしたが。

 もう一つのタイトルである、
京町家で愉しむ「源氏物語五十四帖のかおり」

という名称を前面に出した方が、その文化の違いがはっきりしてよかったのではないでしょうか。
 源氏物語の千年紀ということで『源氏物語』が前面に出たために、会場としての町家との間にズレが生じたと思います。

 中の一室で、お香についての説明がありました。実際にお香を聞きながら、お香の基礎知識を得ることができました。来月には、松栄堂さんが主催される聞香に参加することにしているので、よき予習になりました。

 さまざまな種類のお香を、今の日本の文化の中にどう位置づけるのか、検討する価値のあるもののように思います。日本の伝統文化を、海外の人たちに紹介するだけでなくて、実際に私たち日本に住む者が、それをどう現代に継承し、活かしているのかが、実は重要なことなのです。昔はこんないいものがあった、というだけに留まらない文化の伝承に、このお香は検討の価値があると思います。
 来月の聞香を体験して、また考えるつもりです。




posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎源氏物語
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