2007年11月29日

銀座探訪(7)ブルガリと回転寿司

 ブルガリという店が明日オープンします。
 といっても、実は、この名前は、昨日のニュースで知りました。
 私とはエンもユカリもない店ですが、興味本位で開店前夜の店へ脚を運びました。

 まともに撮ったのではおもしろくないので、いつもよく立ち寄る吉野家の軒先からの写真です。


Pexkvonz_s(1)吉野家前から



 次の地図を見ながら、写真の番号と参照してご覧いただければと思います。
 地図の中に記入した下手な文字や記号は、手書きなのでお許しください。
 番号と矢印は、撮影した角度を示しています。


7ysj5kie 銀座二丁目地図



 地図の左端に、聖地アップルストアがあります。
 そのすぐ上に、私が通うスポーツクラブがあります。
 ファッションと無縁の私がこんな高級店の立ち並ぶ地帯をうろつくのは、汗を流してのお風呂帰りに通りかかるからです。


 それはともかく、写真(1)の中央が開店前のブルガリです。まだ、白い幕が下ろされています。
 ブルガリの右横に、ルイ・ヴィトン。左横に、私がよく行く、文房具の伊東屋。その左隣に、ティファニーがあります。

 これまで、日本の一等地という称号は、和光前の銀座四丁目でした。それが、ブルガリのオープン、カルチェの改装などにより、ブランドの四角地帯である銀座二丁目が、近日中に一等地という称号を譲り受けることは確実視されています。

 そんな一角の地下で、私は泳いだり踊ったりしているのですから、何ともおもしろいものです。


Dzqo65n9_s(2)ブルガリ



 (2)は、銀座二丁目の交差点からのブルガリです。
 夕刻なのに、女性が多いことに注目してください。昼間は、もっと多いそうです。
 銀座は、女性の街です。
 私が日々観察するところでは、銀座で見かける6割は女性です。


Pq9h66mp_s(3)回転寿司の標識



 スポーツクラブからの帰りがけに、ブルガリの横を通りかかると、お店の白い幕が上げられ、ショーウインドウの飾り付けが見えました。
 明日が開店日だからでしょうか。中では正装をした人たちが、ミーティングや打ち合わせをしていました。
 入口では、ガードマンらしき人が見張っています。内も外も緊張感が漂っていました。

 そんなことよりも、私には、ブルガリの角に立てられた回転寿司の「105円」という看板の方に注意が集中しました。
 この店は、かねてから行こうと思っていたところです。夜食にちょうどいい時間なので、ブルガリの開店を祝して(?)、1人で回転寿司を食べることにしました。


Ahq58ql6_s(4)寿司屋入口



 お店の入口は、こんな感じです。
 狭い階段を下りて入ります。

 店内は、関西を思わせる陽気さがありました。これは、お客さんであるおばちゃんたちが、大声でしゃべっていたからですが……。後から来たピンクの衣装のおばちゃんは、吉本の関係者かと思わせる方でした。
 それに加えて、テレビの音が異様に大きかったのには、閉口しました。

 雰囲気は、いかにも銀座という風ではなくていいのですが、握ってくれるおじさんには困りました。
 耳が遠いのでしょう。おばちゃんたちがウルサイせいだけではないようです。注文をしても、耳に手を当てて、何度も聞き返すのです。注文する方が疲れます。
 また、注文したものを忘れているので、また大きな声で確認することになります。
 ネタと酢飯も、ややモチモチしていました。
 今度、また寄ってみます。

 お寿司は、ありがたがって食べるよりも、気軽に、それも値段のことを心配せずに食べるのが一番です。
 寿司を回すという、まさに日本が生み出した文化との融合の所産については、また後日に。

 近くに、最近ミシュランの仲間入りをした、三つ星の和食屋さんや寿司屋さんがあるそうです。シェフを目指す息子曰く、回転寿司とは味が違うと。一度は行ってみたいとは思いますが、それとこれとは別です。
 お寿司を毎日、それも楽しく食べるためには、回転寿司か持ち帰りの寿司になるでしょう。
 銀座には、あと数件、回転寿司屋さんがあります。
 一通り回ってから、報告しようと思っています。

 それにしても、過日のアルマーニといい、このブルガリといい、この銀座に進出している外国からのお店の多いことは、文化的にはどんな意味を持つのでしょうか。

 私は、学生時代の一時期、銀座にほど近い、有楽町寄りにある、数寄屋橋のステーキハウスでアルバイトをしていたことがあります。
 当時の著名な俳優やスポーツマンが、頻繁に来る店でした。私は、ワインサービスなどをしていました。コックさんは、お客の目の前で、包丁を振り回して、肉を調理するショーをしていました。
 あの頃は、夕刻以降の数寄屋橋や銀座は、お金持ちのおじさんたちがウロウロしていた街だったと思います。おじさんたちが女性のためにお金を使い、そこに男と女はそれぞれに満足感を得ていたと思います。

 それが今は、世界の有名店での買い物をめぐって、男と女はそれぞれに満足感を得ているのでしょうか?。
 女性が自分のお金で自分のために買い物をする、というのが、かつてはなかったことのように思えます。

 学生たちが生意気にも銀座でコンパをした後に、小路でかたまって談笑している場面に、よく出くわします。
 この街は、若者が気軽に出入りできる地域になっていることは確実です。

 銀座で飲む、ということの文化的な意味は、小説における状況描写を追っていくと、その時代時代のありようが浮き彫りになるのではないでしょうか。

 銀座をさまよう人の移り変わりを、しばらく見ていきたいと思います。
posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | ・銀座探訪
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