2007年11月10日

映画『続・三丁目の夕日』

 前作の『三丁目の夕日』は、公開されてすぐに見ました。今年の2月に、それもインドへ行く飛行機の中で見たのです。
 その時に書いた感想は、インドからネット経由でブログに掲載しました。しかし、それも3月にサーバーがクラッシュしたために、一連の文章は吹っ飛んでしまいました。今年の前半のものが復活できないままに今に至り、映画の内容もスッカリ忘れてしまいました。

 先日、テレビで『三丁目の夕日』を放映していたので、もう一度見ました。
 また、新たな感動を覚えました。いい映画でした。

 ただし、話の前半については、淳之介という子供に対する、芥川賞を目指す作家の茶川さんの、その態度や演技が不自然で気になりました。これは、はじめて見た時にも感じたことです。
 しかし、鈴木オートを中心とした後半は話がうまく盛り上がり、感動的な作品に仕上がっていました。六ちゃんがよかったと思います。

 ノスタルジーに寄りかかり過ぎない、抑制した物語展開がいいですね。高度成長期に、日本人が忘れ去った感のある、人と人とのつながりを、改めて再評価しようとする姿勢が感じられました。

 このテレビ放映を見て、その翌日から封切られた続編を見たくなり、早速足を運びました。

 続編は、茶川さんを中心にした擬似親子を取り巻く話で、町内の人たちを生き生きと描いたものでした。
 物語は、実によくできていました。台本が、よく練られていたからでしょう。ただし、茶川さん役の俳優さんの演技が、今回も気になりました。もっと癖のない人がいいように思うのですが……。

 子役たちの演技は、今回も秀逸でした。

 この映画は、原作のマンガを離れて、独自の世界を作っていけばいいと思います。

 六ちゃんは、マンガでは男ですが、映画では女です。
 その六ちゃんの恋を、次はおもしろく展開してほしいものです。この第2作で彼氏が登場したのですから、準備は整っています。

 『三丁目の夕日』は次の3作目で終わりにし、第4作などは考えずに、同じ西岸良平の『たんぽぽさんの詩』を映画化してほしいと思っています。
 西岸良平のマンガの中でも、さわやかなものが私は好きなので……。
 西岸良平のマンガを、私は昭和50年ごろから読みだし、今も読み続けています。私の世代にとっては、忘れかけた世界を思い出させてくれます。

 いずれにしても、「回想法」という、昔のものに接して脳を活性化させるという性質の、映画や音楽や小説は、今後ともますます作られることでしょう。
 今は、昭和30年代から40年代が、このようにして取り上げられています。ちょうど、私が小学生から中学生の時代に相当します。

 こうした時代の流れは、大歓迎です。
 そして、次にどのようなものが見られるのか、大いに楽しみにしています。
posted by genjiito at 21:40| Comment(0) | *身辺雑記
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