鞍馬寺の山門を見上げる構図は、どこの山寺とも同じような顔をしています。しかし、境内にはいるとケーブルカーがあるので、全山の霊気とともに鞍馬に来たことを実感します。ここから本堂までは、山道だと35分の登りです。帰りに歩いて下ることにして、とりあえずはケーブルカーのお世話になることにしました。
かわいいケーブルカーです。料金も100円です。いや、料金ではありません。正確な表現は忘れましたが、寸志に近いものとしてお渡ししました。
鞍馬山の本殿は金堂と言っていました。
この本殿の左奥に、地下へ通ずる階段があります。
何でも見てやろう、聞いてやろうという気持ちが旺盛な私は、本殿の下に何があるのか、降りて見ることにしました。
ロウソクの明りだけの、薄暗い中をキョロキョロしていると、一人の男性がそばに来て何か説明をしてくださるのです。
私は、よくこのような経験をします。つまり、いろんな方が、頼みもしないのに(?)説明をしてくださったり、珍しいところへ連れていってくださるのです。危険を感じない範囲で、話を聞いたり、付いていったりしています。
今回も、お陰で貴重なものを見ることができました。
その方の説明では、この奥に天皇陛下の清浄髪を納めた壺があるとのことなのです。後で調べたことですが、清浄髪は「しょうじょうはつ」と読むようです。
私が興味を示すと、その方は、手慣れた操作で裏へ通じる通路の電気を付けて、その場所へ案内してくださいました。
奥の中央に、見上げる位置に、「天皇陛下」と記した壺が確認できました。その右横の壺の文字は読めませんでしたが、その方の説明では皇后のものだとのことです。現在の天皇の清浄髪が納められた壺のようです。
ここには、鞍馬山の尊天信仰に生きることを誓った信徒の方々の 清浄髪が安置されています。その中に天皇の髪があるのは、どのような経緯があるのでしょうか。折りを見て、調べて見たいと思います。もっとも、このようなことを、こうした公開の場に書くことに問題があるのでしたら、早急にこの記事を削除しますので、ご教示いただければ幸いです。
帰りは、山道を歩いて下ることにしました。
由岐神社の横に、『源氏物語』に関する場所がありました。
『源氏物語』の第5巻「若紫」にある「吹きまよふ 深山おろしに 夢さめて 涙もよほす 滝の音かな」という和歌が記されていました。
これだけでは、通りかかった人にはわからないでしょう。もう少し説明があってもいいかな、と思いました。
ささやかながらも滝の音を録音したので、いずれまた紹介しましょう。
鞍馬については、また行く用事がありますので、引き続き報告します。
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