2007年07月19日

紫式部巻

C4lryppu_s紫式部巻


 「紫式部の巻」という『源氏物語』の新しい巻が見つかったのではありません。京都大学附属図書館に、「紫式部の巻」という明暦4(1658)年に刊行された刊本があります。しかし、これはそれでもありません。

 自宅の近くのスーパーマーケットのお総菜売り場に、「紫式部巻」という巻き寿司があります。ボリュームたっぷりなので、一本で満腹となります。
 この命名は何に由来するのでしょうか。
 ネットで検索したところ、以下の情報が得られました。

紫式部巻 780円 18cm×5.5cm しばわかめ、ふき、高野豆腐、桜でんぶ、玉子、きゅうり、味付しいたけ、えび、いか数の子、かに風味かまぼこ、かんぴょう、サーモン


 これは、節分の恵方巻に関するもので、ネットでの予約注文のページにあったものです。札幌発の情報であることがおもしろいと思いました。この製造元は、おせち料理にもこの「紫式部巻」を取り合わせて販売しています。
 どうやら、平安朝の十二単にあやかって、12種類の具材を巻き込んだところから、紫式部という名前を呼び込んだもののようです。ただし、私が見つけた近所の「紫式部巻」は、値段が千円を越えているので、相当いい具材を使っているようです。食べてみましたが、そのあたりはわかりませんでした。
 また、紫式部はイワシが大好物だったという説があります。真偽のほどは別にして、この「紫式部巻」にイワシを入れるほどの洒落っ気はないようです。寿司で使う醤油のことを「ムラサキ」といいますが、これも関係ないのでしょうか。天然伊勢海老に「紫式部」というものがありますが、これでもないようです。

 別に「十二単の招福巻」というものもあります。

十二単の招福巻 980円 予約限定:瀬戸内海産焼き穴子、えび、おぼろ、高野豆腐、カニカマ、しいたけ、かんぴょう、玉子、きゅうり、いんげん、ごぼう、人参


 この二品の違いを見ると、こんな具合です。

【共通する具材】
高野豆腐、玉子、しいたけ、えび、きゅうり、かんぴょう
【紫式部巻だけの具材】
しばわかめ、ふき、桜でんぶ、いか数の子、かに風味かまぼこ、サーモン
【十二単の招福巻だけの具材】
瀬戸内海産焼き穴子、おぼろ、カニカマ、いんげん、ごぼう、人参

 ウーン、もう何もひらめきません。
posted by genjiito at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎源氏物語
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/178851969
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック