2020年09月28日

全盲の広瀬さんから「優しさ・安全」が強調される社会への異議申し立て

 国立民族学博物館の広瀬浩二郎さんが、今度は山登りにチャレンジしています。その動画が届きました。
 広瀬さんは、「古写本『源氏物語』の触読研究」(http://genjiito.sakura.ne.jp/touchread/)で、共に変体仮名を読むことの可能性を考えた仲間です。その広瀬さんが、「野外活動のユニバーサル化に関する提言」を始めたのです。
 いただいた説明文を引きます。

 ちょっと不思議な(?)動画を紹介いたします。
 なぜか僕が山登り(森の散策)をしながら、「バリアフリー」についてあれこれ語っている動画です。
 小難しく言えば、野外活動のユニバーサル化に関する提言という感じですが、50歳の全盲のおっさんが「老骨に鞭打って」森の自然を文字どおり体感しています。
 動画は25分ほどです。
 副音声(音声解説)はありませんが、喋りが多いので、視覚障害の方にも楽しんでいただけると思います。
 字幕は入っていますので、聴覚障害の方にもぜひ見ていただきたいです。
 本人としてはちょっと恥ずかしいですが、「優しさ」「安全」のみが強調される近年の社会に対するささやかな異議申し立てでもあります。

「バリアアリー森の冒険: 森から生まれる心のバリアフリー」
(2020SEP1-2) morinosトーク、視覚障害者/広瀬浩二郎
https://youtu.be/8sY9_UU3aH0


 「バリアフリー」が叫ばれる中で、広瀬さんが言う「バリアアリー」はおもしろい発想だと思います。確かに、「バリア」とは何なのでしょう。
 この25分の動画を見ながら、特に若い方々と話をしてみたいと思うようになりました。
 
 
 
posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | ■視覚障害