2020年03月18日

バスの座席から押し出された不可解な体験

 いつものように、仕事帰りに四条河原町からバスに乗った夕刻のことです。

 長い列の中程で、バスを待っていました。すぐ後ろにいた白髪のオジサンが、やたら体を寄せてこられます。年格好は、私と大きな違いはなさそうです。体格は、私よりも倍はあります。年寄りの方によくある態度なので、前に行きたいのかと思い、少し身体を引いて、前にどうぞというサインを送りました。しかし、それならお先に、と前へ行くのでもないのです。このご時世、こんなところで身体をくっつけるのも嫌なので、少し前に動くと、また詰めてこられます。新型コロナウイルスのことが、頭をよぎります。しかし、気持ちが悪くても、どうしようもありません。

 バスが来たので、順番に乗り込むことになりました。その後ろの方は私を抜かして、隙間から割り込んで乗ろうとされるのかと思いきや、そうする気配は見せながらも、そうなさるわけでもありません。その後ろからの不穏な気配を感じながら、私が一歩早くステップに足をかけることになりました。そして、乗り込むと、入口からすぐ横の席が空いていました。その席に座ろうとして、私が前屈みになって腰を下ろしかけた時のことです。その真後ろから乗ってこられた方は、私の肩を押すようにして、自分のお尻を巧みに使って割り込もうとされるのです。肩からかばんをはずし、座る態勢に入っていた私は、座席の前に押し出されました。転ぶのをやっとこらえ、何事かと思って振り向くと、ご自分は何食わぬ顔をして座るや否や、iPadを取り出して画面を見つめておられます。

 そんなに混んでいるバスではありません。後ろはスカスカに空いていたので、私はそちらに移動して座りました。
 前方に、その方の姿が見えます。手術後はメガネのフレームもなく、その方の様子もよく見えます。ところがなんと、乗ってから2つ目の停留所で降りて行かれました。

 一体、何をどうしたかったのか、その方の心の中がわかりません。心理学的には、こうした行動はどのように説明するのでしょうか。とにかく、興味深い体験をしました。
 
 
 
posted by genjiito at 20:01| Comment(0) | *身辺雑記