2019年09月13日

近江神宮で開催された日露かるた交流会に参加して

 今日は、近江神宮の中にある勧学館で開催された、日露かるた交流会に参加しました。

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 これは、外務省の青年交流事業の一つである短期招聘・派遣事業の中で「日露青年交流センター」が実施するものです。

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 このセンターは、東京の内幸町にあるので、明日『源氏物語』の講座で行く日比谷図書文化館のすぐ近くです。機会を得て、いろいろと文化交流の話を聞いて来ようと思っています。
 今回この近江神宮に来たのは、科研の仕事で大阪大学の研究室に通って来ている吉村仁志君が、今回の研修の助っ人としてこの事業に応援参加するとのことなので、いい機会とばかりに海外の情報収集を目的に私も参加したのです。まさに、科研の調査活動の一環です。吉村情報によると、次のような経緯があったことがわかりました。
 今回の企画は、ロシアのサンクトペテルブルグにある「かるた倶楽部」の方から、「全日本かるた協会」の広報部に依頼が来たものだそうです。それを「大津あきのた会」(https://akinotakai.net)の石沢直樹先生(競技かるた八段、元準名人、次の写真中央)が引き受けられたことによって、この交流会が実現したのです。

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 全日本かるた協会のホームページ(http://www.karuta.or.jp/kai/)に、海外のかるた会情報がまとめられています。ロシアのかるた倶楽部については、今回の依頼で初めて知ったとのことです。
 参加人数は8人。ロシア科学アカデミーのナターリア先生は、日本プロジェクトの主任管理者で、50代の植物研究者です。30代のロシア科学アカデミー図書館で東洋文学研究員のヴァルヴァラ先生は、帰り際にお話をした中で、かつて私がサンクトペテルブルグで調査をした有栖川宮関連の文庫の現状をよくご存知であることがわかりました。さらには、2006年秋にかの地で大変お世話になったサンクトペテルブルグ大学のルィービン・ビィクトル先生が、2年前にお亡くなりになったとのことでした。近江神宮でそんな話が出来るのですから、世界は狭いものです。
 それ以外の参加者は、14歳から21歳までの女性たちです。全員サンクトペテルブルグに住んでおられる方々のようです。大学生の専攻は文化学、東洋学などです。東洋学専攻の一人は、日本文化・文学・マンガに興味があるのこと。『源氏物語』については、歴史の授業で話を聞いたことがあるそうです。
 ウクライナ語訳『源氏物語』については、どなたもご存知ではありませんでした。
 通訳で同行なさっていた岩城美里さんは、大阪大学外国語学部の北岡千夏先生とお知り合いのようなので、今後のつながりがもてました。さらに驚いたことに、そんな話をしていたら、吉村君が北岡先生には授業でロシア語を教わったと言うのでビックリ。人とのつながりは、グルグルと回っているようです。人と人との縁はおもしろいものです。

 さて、かるた会にもどります。
 初心者の組には、上の句を薄く印刷された札が使われていました。また、ホワイトボードには、決まり字がわかるように、札の整理がなされていました。心優しい配慮です。

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 映画『ちはやふる』で有名になった会場は、今日はこのように使われていました。

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 第1試合が終わると、石沢先生が懇切丁寧にみなさんにアドバイスをしておられます。そして第2試合へと移ります。
 和気あいあいと、楽しいかるた会が進行していました。
 勝負が終わると、それぞれの結果を小さな用紙に記入します。

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 白熱した対戦の一コマや、集合写真を、記録として以下に掲載します。

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 ロシアからのみなさんは、次に大急ぎで三井寺に行かれました。
 来年5月にオリンピックの関連事業として開催される世界大会で、またお会いしましょう。
 
 
 
posted by genjiito at 23:56| Comment(0) | ◎国際交流