2019年02月02日

【補訂版】ヤンゴンのジャパン・カルチャー・ハウスで盛況だったカルタ取り

 宿泊したホテルの5階から、早朝のヤンゴンの小路の様子を写しました。表通りは、さらに活気があります。

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 このホテルの入り口には、元気寿司の垂れ幕がありました。私が世界各国で探し求めている、回転寿司なのだそうです。ただし、今回は時間の余裕がないので、残念ながら行けません。次回にしましょう。

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 国際交流基金ヤンゴン事務所に併設されているジャパン・カルチャー・ハウスで、「百人一首の魅力を味わう ―日本の和歌を知りカルタにトライしよう」というイベントの2日目が開催されました。

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 市内近在のみなさまや、20人もの子供や若者たちが集まっています。総勢、30人を超えたため、部屋は満員です。このジャパン・カルチャー・ハウスに親しく通う現地の方々も多いとのことなので、この2年間のスタッフのみなさまの地道な努力がこうしてその成果を見せ始めています。

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 今月中旬以降には、ここからほど近い新施設へ本事務所が移転するので、さらなる発展が予想されます。このジャパン・カルチャー・ハウスが、ミャンマーの方々と日本文化との出会いの場所となるのです。そして、このヤンゴンを訪れた方々の情報交換のセンターとなれば、すばらしい国際交流の拠点となるはずです。今後が、ますます楽しみです。そして、新しく所長になられた佐藤さんのキラキラした思いが、このヤンゴンの地から拡がって行くのです。インド、エジプトでのご縁があるので、このミャンマーでも、文化・文学・歴史の分野からのお手伝いをしたいと思っているところです。

 現在、「JAPANESE FILM FESTIVAL 2019」が開催されています。

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 この中で、今日2日(金)と明日3日(土)には、映画『ちはやふる 結び』が上映されます。

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 それに合わせて『百人一首』に関するイベントを展開しよう、というのが、今回このヤンゴンに来た理由です。
 昨日は、ヤンゴン外国語大学で、先生方や学生さんたちに、『百人一首』に関する少し専門的な視点を盛り込んだ講義をしました。
 今日は、ジャパン・カルチャー・ハウスで、一般の方々を対象にした『百人一首』のお話とカルタ取りのワークショップです。
 まず、一緒に行った同僚の橘先生が、「『百人一首』カルタの絵」と題して、カルタの歴史に始まり、『百人一首』に描かれた歌人の絵姿の文化的な背景などを、やさしく語ってくださいました。『百人一首』が日本の文化や歴史の中でどのように位置づけられているかが、若い方々にもよくよわかる話となっています。
 それに先立ち、みなさまには、『百人一首』のカルタを模した包装紙に包まれている、小倉山荘のおかきを配りました。場所が佛教国ミャンマーなので、「坊主めくり」などの説明にはいろいろと工夫しておられました。

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 後半は私の、「『百人一首』の覚え方とあそび方を体験する」というセクションです。持参した『きまり字五色二十人一首 読札・取札セット』と『点字付き五色百人一首』(バリアフリー版)を回覧して、実際に札を手に取って見てもらいました。その後、インドでのカルタ会や目が見えない方々がカルタを取る様子を写真で紹介しました。

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 競技用にカルタを暗記する話に関連しては、スマホ用の無料アプリが36種類もあることや、『百人一首』に関するお菓子も見てもらいました。

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 その後、みんなでカルタ競技を楽しみました。

 まずは、昨年タイで開催された国際競技大会に出場したり、カルタ競技に親しんでいる4人の子供たちが、畳の上でエキシビションとしてカルタを取ってくれました。みんな日本から来ている子どもたちで、札のやりとりに戦術を考えていることなど、なかなかの腕前です。この4人は、大使館の一等書記官である岸氏の息子さんと、国際交流基金ヤンゴン事務所長の佐藤さんのお嬢さんたちです。ミャンマーでのカルタ取りの先導役となってもらいましょう。
 昨年の国際大会で3位になったタイを追いかける若者が、これから育っていくことを楽しみにしたいと思います。

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 カルタ競技がスポーツであることを目ていただいたあとは、みんなでカルタ取りに挑戦です。 『きまり字五色二十人一首』を4組使い、1度に8人がカルタ取りにチャレンジです。歌を読み上げているのは、佐藤さんのお嬢さんです。

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 カルタを取り出すと、頭と手がフルに活性化されるので、熱中して大いに盛り上がります。これは、今後につながるイベントとして育つことでしょう。
 今回のミャンマー訪問は、こうして収穫の多い、大成功の旅となりました。

 (以下、続く)
 
 
 
posted by genjiito at 21:57| Comment(0) | ◎国際交流