早速登録し、1ヶ月ほど体験しました。
これは、次の主旨で提供されているサービスです。実におもしろい企画です
1日3分のメールで、ムリせず毎月本が読める
青空文庫の作品を小分けにして、毎朝メールで配信。気づいたら毎月1冊本が読めてしまう、忙しいあなたのための読書サポートサービスです。
■ブンゴウメール公式サイト:https://bungomail.notsobad.jp
私は、興味がない本は見向きもしません。書店で、読んでみようかなと思っても、その時々の優先順位で本を選んで読んでいます。そんな中で、人任せにして、毎日配信されて来るという作品を読んでみました。これなら、いつか読んでみようと思っていた作品や、読もうとは思っていなかった作品に目を通す出会いともなります。
そんなこんなで、毎朝送られてくる太宰治の「走れメロス (全31回)」を読み始めることになったのです。これは作品自体が短いせいもあってか、一回分の分量は300字ほどです。400字原稿用紙で一枚ほどの分量なので、確かに1分で読めます。
無意識に文字を追っていただけなのに、意外と話の内容が頭の中に入っています。受け身の読書なのに、しっかりと読めていて驚いています。
今回のテキストの出どころは、以下のものでした。
底本:「太宰治全集3」ちくま文庫、筑摩書房
1988(昭和63)年10月25日初版発行
1998(平成10)年6月15日第2刷
底本の親本:「筑摩全集類聚版太宰治全集」筑摩書房
1975(昭和50)年6月〜1976(昭和51)年6月
入力:金川一之
校正:高橋美奈子
2000年12月4日公開
2011年1月17日修正
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
これに関連して、こんな記事がありました。
(おまけ)なんで初回は走れメロスになったのか
登録いただいた方にはもう届いてるかと思いますが、初月となった5月は太宰治の「走れメロス」を配信しています。(登録したのに届かない!という方は迷惑メールボックスなどもご確認くださいませー)
初回配信タイトルを選ぶときに考えていた条件は、
• みんなが知っていて
• 短くて
• 親しみやすい作品
ということだけでした。そりゃメロスになっちゃうよねー。
しかしブンゴウメールとほぼ同時期に「実時間メロス」がバズっていたので、メロス何回読むねんみたいな人が出てしまったのは本当に申し訳ない…。
19時「メロスは激怒した」約3日間のメロスの旅がリアルタイムで進行する読書アプリ「実時間小説 走れメロス」 - ねとらぼ
まぁ過去の名作を扱う以上、今後も読んだことある作品が出てくるのはしょうがないなーと思ってまして。再読もおもしろいというか、むしろ楽しんでもらえたらいいのかなというスタンスです。
ただ実時間メロスと並行してメロスが届いてしまうというのは完全に誤算だったので、そこに関しては謝るしかないです。ていうかこんなことってある?(いやない)
(http://blog.notsobad.jp/entry/2018/05/03/145404)
とにかく、毎朝この短文を読むのが楽しみになりました。何か得をした気持ちになっています。
明日から、また新しい月となります。どんな作品が送られて来るのか知りません。知ろうともしていません。それも、楽しみなのです。