2018年04月24日

インターネットバンキングでパスワードの変更を強要されて

 銀行口座は、わざわざ銀行へ行くことはなく、ウェブで管理しています。いわゆる、インターネットバンキングの運用です。
 今日、その中の一つである某銀行にウェブサイトからログインしようとしたところ、「ログインパスワードの変更」を迫られました。

「暗証番号の変更」はお客さまの任意としておりますが、「ログインパスワードの変更」は必ずご変更ください。

 本画面は、暗証番号あるいはログインパスワードの変更日(暗証番号については、本画面で「暗証番号を変更しない」を選択された日を含む)のいずれか古い日から30日経過以降にログインされた後に表示されます。


 今の時点では「ログインパスワード」を変えたくありません。しかし、いろいろとやってみても先に進めないことがわかりました。1時間ほど、無為な時間が奪われました。そこで、困り果てて、その銀行のフリーダイヤルの相談窓口に電話をしました。

 結論は、30日毎にログインパスワードを変更しないと、今後ともインターネットバンキングを使うことができないようになった、とのことです。私がこのサイトに入ったのは、4ヶ月も前のことであり、実はその時はログインパスワードの変更のためにログインしたので、この30日毎の変更という縛りは意識していなかったのです。
 とにかく、「ログインパスワード(変更必須)」という項目は、確かにユーザーには絶対的な強制力を持つものでした。

 電話口で対応に当たられた方には、どうしても今はログインパスワードを変えたくないので、何か別の方法を教えてほしいとお願いしました。しかし、とにかくログインパスワードの変更をしないことには、どうしようもないとのことです。

 最近は、パスワードの維持管理が人間の能力では不可能である状態にあることが広く認知され、さまざまな手法が試されています。
 私に関する現状は、「パスワードを191個も持っていたこと」(2018年01月30日)に書いた通りです。混乱が広がるのは明らかな事態になっているのです。

 この銀行のシステムでは、そうした時代の流れを無視しています。ログインパスワードを30日ごとに強制的に変更しながら使わざるを得ない現実に直面していることに、やっと実感を伴って気づきました。そして、おかしいと言ってもどうしようもないこともわかりました。

 例えばの話として、毎月口座を解約し、新規口座を作り続ければどうなるのか、と聞くと、それなら1つの同じパスワードを30日ずつ使うことは可能かもしれないとのことでした。しかし、これはお笑いにしかなりません。
 また、電話口では、2、3個のパスワードを使い回すという提案を受けました。こんな銀行一つのために、そんなに面倒なことをしたくないのです。頓に記憶力があやふやになってきた近年、若かったらともかく、それはしたくないことです。記憶力に頼る生活は若者の発想であり、歳と共に忘れることを前提とした生活に移行していくのです。高齢化社会を見据えて、社会のシステムも再検討と再構築を急ぐべきです。その中にあって、このパスワードは喫緊の課題です。パスワードをばらまく方式は、もうすでに破綻しています。

 そうこうしているうちに、話しながら閃きが起きました。今この時点で、ログインするためだけにパスワードを変更し、用事をすませてログアウトする時にパスワードをそれまでのものに戻す、ということです。電話口で対応しておられた方は、くそまじめにそれなら可能です、とおっしゃいました。
 実際にやってみたら、拍子抜けするほどにうまく障壁を乗り越え、また元に戻ることができました。
 間抜けな話です。しかし、本当のことです。ネット社会が、これからは次第にこうした矛盾の中を迷走する時代になるのでしょう。

 インターネットの限界や問題が表面化し、次の通信の時代が間近になっているようです。インターネットを主とする時代が移り変わる時なので、その端境期には、こんなお笑いごとを経験することになるのでしょう。

 個人を特定することに限っても、指紋・虹彩・顔などなど、試験は進んでいるようです。パソコンよりもスマートフォンの方が先を行っているようです。
 日常生活での通信が変わり目であることを、この時代を逆走する銀行のインターネットバンキングで体験することとなりました。
 
 
 
posted by genjiito at 21:11| Comment(0) | ◎情報社会