2016年10月02日

日南町で文学散歩をして今後のNPO活動を思う

 第5回池田亀鑑賞の受賞者である畠山大二郎さんを、日南町の文学散歩に案内しました。

 昨日は、授賞式と講演会が終わってから、池田亀鑑文学碑に関係者一堂で行きました。
 そこで、今日はまず、池田亀鑑生誕の地に建つ石柱を見てもらいました。池田亀鑑が生まれ育った家の庭に、同じ家で一日違いで生まれた後藤孝重さんが建てたものです。
 このことに関しては、「日南町の池田亀鑑(4)生誕の家と2人の「とら」さん」(2011/3/19)に詳しく記しましたので、お読みください。

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 井上靖の記念館である「野分の館」は、これまでと何も変わることなく、温かく迎えてもらえます。手入れも行き届いています。
 自由帳には、この夏に多くの方が全国からお出でになり、メッセージを残していっておられます。
 来訪記念のスタンプがあったので、捺して来ました。これまで、このことに気付きませんでした。


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 移動中に、車の前を2頭のイノシシが横切りました。昨日、イノシシのチャーシューをいただいたので、あのお店から逃げてきたのではないかと、車中ではイノシシ談義で盛り上がりました。

 松本清張の文学碑の周りは、改修工事も終わりきれいに整備されていました。
 この碑文は、父親の生家がある矢戸に向けられています。


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 今回、松本清張の親のことを語る小説『白い系譜』を町民の方々と輪読する企画を、多方面でプランニングや支援をしておられる浅川三郎さんに持ちかけました。

「清張全集復読(1)松本清張の家系の謎『白い系譜』(1)」(2014年08月08日)

「清張全集復読(2)松本清張の家系の謎『白い系譜』(2)」(2014年08月09日)

「清張全集復読(3)松本清張の家系の謎『白い系譜』(3)」(2014年08月10日)

 謎に満ちた清張の父親や自身の出生の秘密について、地元の方ならではの記憶をたどりながら、資料を掘り起こそうするものです。
 この件に関しては、また何か進展があれば報告します。

 今回も、充実した日南町の旅となりました。
 関係者のみなさま、ごくろうさまでした。そして、ありがとうございました。
 また来年。次は、2017年6月24日の第6回池田亀鑑賞授賞式でお目にかかりましょう。

 今回も、たくさんの課題を残したままで、特急やくもに乗り込みました。久代安敏さんには、いつものことながら、お世話になりっぱなしでした。今後の顕彰活動をさらに大きく展開する事案は、喫緊の課題ですね。

 夢と希望を抱いて、古典文学の受容や解明に挑む、多くの若者がいます。その人たちへ、今後とも積極的に働きかけをしていくつもりです。日南町を舞台とする取り組みや、NPO法人〈源氏物語電子資料館〉の活動を、さらに発展的に、具体的に展開できる環境づくりのお手伝いを、これからもしていくつもりです。みなさまの変わらぬご理解とご協力を、ひきつづきお願いするしだいです。
posted by genjiito at 21:19| Comment(0) | □池田亀鑑