2014年10月26日

続・雅楽三昧の一日(夜の部・北区王子北とぴあ)

 神野藤昭夫先生と宮内庁楽部で雅楽を観た後は、そのまま東京駅から王子駅へと向かいました。もう一つの雅楽会があるからです。雅楽のダブルヘッダーは、なかなか得難い経験です。

 王子駅前にある北とぴあ(つつじホール)で、京都方楽家安倍家の伝承シリーズとして、「幻の雅楽」という公演が、午後6時半から始まりました。


141026_gagaku




 「幻の雅楽」は、宮内庁楽部の雅楽とは打って変わって、主催者である三田徳明さんの楽しくわかりやすい解説で進行します。
 ゲストとして話題ごとに3人が壇上に呼ばれ、雅楽や舞楽に関する話の背景や、思い出話などが繰り広げられました。この味付けは、主催者である三田さんの独壇場です。

ここでも、忘れないように演目を列記しておきます。


【演目】
第一部 京都からの出立
 ・安倍家伝来の古譜より「廻忽」「五常楽」
第二部 明治維新と雅楽
 ・「君が代」の起源
 ・〈陸蒸気(おかじょうき)〉と雅楽
  「慶雲楽」「蘭陵王」「還城楽」
第三部 安倍季昌氏思い出の舞楽「胡蝶」に因んで
 ・幻の曲「胡蝶破」(管弦曲)
 ・安倍家所蔵の古譜による「胡蝶急」(現行楽曲、舞付き)


 この中で、私は古歌「君が代」の演奏と、京都方楽家安倍家29代当主である安倍季昌先生の幼い時の体験談の後に演じられた舞楽「胡蝶」が印象に残りました。

 主催者である三田さんには、出口で神野藤先生とご一緒に挨拶をして、会場を後にしました。

 王子駅周辺に詳しい神野藤先生には、王子神社を始めとして、楽しい解説付きで案内していだきました。


141026_toden




 妻がこの近くの学校に勤めていました。結婚直後に、私の大学院生活を支えてもらっていた時代のことです。
 私も、この近くの開成学園と東京成徳学園で講師をしていたことがあります。しかし、いつかはと思いながらも、結局はこの王子に降りたったことはありませんでした。

 この街は、東京を去るあと2年程の間に、妻と共にまたあらためて来ることになりそうです。
posted by genjiito at 21:56| Comment(0) | ■古典文学