2014年06月14日

江戸漫歩(81)畠山記念館で鎌倉期の『今鏡』を見る

 畠山記念館は、明治学院大学に近い白金台にある美術館です。
 都営浅草線「高輪台」駅から徒歩5分です。
 敷地内には、いくつかのお茶室があります。
 実業家畠山一清(茶人即翁)が収集した茶道具を中心にした古美術品は、2階の展示室で見られます。

 これまで畠山記念館へ行ったことは、次の2つの記事で取り上げていました。

「江戸漫歩(66)畠山記念館で即翁の朝茶事展」(2013年09月07日)

「江戸漫歩(71)畠山記念館の利休展」(2014年01月25日)

 今回の平成26年春季展「開館50周年記念 茶道美術の玉手箱─畠山記念館名品展─」の会期は、明日15日(日)までとなっています。
 最終日の前日となり、ご紹介するのが遅れました。都心で目を楽しませてもらえ、贅沢な時間が過ごせるところとして報告します。


140614_hatakeyama1




140614_hatakeyama2




 多くの名品と言われる茶道具を堪能しました。
 また、書画も貴重なものが見られました。

 その中でも、重要文化財に指定されている鎌倉時代書写の『今鏡(23帖)』は、今回の展示品の中でも私がもっとも時間をかけて拝見したものです。
 桝形本で、9行書きのゆったりとした書写でした。

 写本の画像は、以下のアドレスで確認できます。
http://franchise-ken.sakura.ne.jp/sblo_files/kurokawatakao-beauty/image/img520.jpg

 第1帖が室町時代初期の補写とのことです。全帖を確認していないので詳細はわかりません。機会があれば、ガラス越しではなくて、ぜひ直接拝見したいものです。

 最近は、鎌倉時代の古写本を積極的に見ることで、日本の古典文学の雰囲気を体感として味わうように心がけています。
 今から800年以上も前の本が確認できて、さらには読めるのですから、文化的に豊かで恵まれた国にいることを誇りに思っています。
posted by genjiito at 23:50| Comment(0) | ■古典文学