2013年12月30日

井上靖卒読(174)「富士の見える日」「冬の月」

■「富士の見える日」
 ことわるつもりの見合いの話から始まります。タクシーを使い、富士の見える所へ行こうとする話のパターンは、井上靖の作品によくあるものです。プロポーズのシーンが、ほのぼのとしています。【3】
 
 
初出誌:週刊サンケイ
初出号数:1964年1月6日号
 
集英社文庫:火の燃える海
井上靖全集6:短篇6
 
時代:昭和、戦後?
舞台:東京都(渋谷駅、多摩川)、神奈川県(多摩川)
 
 
 
■「冬の月」
 同窓会の話で始まり、亡くなった友の話が主体となります。最後に、月光の下の隅田川で、亡き友の愛人と友を偲びます。穏やかに死者を弔う場面で終わります。【3】
 
 
初出誌:週刊文春
初出号数:1964年1月6日号
 
集英社文庫:冬の月
井上靖小説全集31:四角な船
井上靖全集6:短篇6
 
時代:昭和20年代
舞台:東京都(隅田川)、新潟
 
 
 
〔参照書誌データ〕
 「井上靖作品館」
posted by genjiito at 23:58| Comment(0) | □井上卒読