2013年07月22日

江戸漫歩(66)国立国会図書館で資料を調べる

 確認したいと思っていた資料を、とにかく何でもある国立国会図書館へ行って調べました。
 国会図書館は、地下鉄の永田町駅から歩いて5分の至便の地にあります。

 前国会図書館長だった長尾真先生には、京都大学にいらっしゃった頃に、電子図書館研究会のメンバーに加えていただいていたので、刺激的な多くのことを教えていただきました。
 研究会の帰り道に、出町柳まで歩き京阪電車で途中までご一緒したこともあります。
 道々、『源氏物語』をデジタル化してデータベース化することについては、いろいろとアドバイスをいただいたことを覚えています。特に、人工知能を導入しての視点は、今でも鮮明にその斬新さが忘れられません。

 ご教示いただいたにもかかわらず、いまだに『源氏物語』のデータベース化は構築途上です。利用できる機器の性能が飛躍的に高まっているので、当時の目標はいとも簡単にクリアできます。しかし、その発想が貧困なせいか、幅広い利用に供するシステムの構築には至っていないのが現状です。
 勉強不足を恥じ入るばかりです。

 さて、昨日が参議院選挙だったこともあり、参議院議員会館の前では、落選した議員に対してマイクで大声で呼びかけている人がいました。議員会館を退居する前に一言いっておこう、ということのようです。

 その近くを通りかかり、今から5年前にこの議員会館に入った時のことを思い出しました。

「政局混迷の中を参議院へ行く」(2008/9/3)

 国会図書館は国会議事堂と並んで建っています。図書館は写真を撮っても単なる四角い庁舎なので、図書館から国会議事堂の方にレンズを向けました。
 
 
 
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 新館で利用者登録証(登録利用者カード)を作りました。久しぶりのことで、更新手続きもしていなかったので、3年の利用期限が切れていたのです。

 本館のインフォメーションで、昭和初期の雑誌の閲覧について相談をしました。
 お目当ての雑誌は、あらかじめネット検索で所蔵がないことがわかっていたので、他の方法を教えていただきました。また、別の関連する資料も教えてくださったので、デジタル化された雑誌をパソコンで見ることができました。

 ただし、ずらりと並んでいるパソコンを操作し、その画面でページを捲って紙面を閲覧することは、相当の負担が目にかかります。とても長時間はできません。
 パソコンによるデジタル画像の閲覧は、現物を手にしてページを繰ることに較べると、肉体的な苦痛が伴う作業となります。今後とも、こうした流れが加速することでしょう。しかし、実際に本を手にするよりも効率が悪いことは明らかです。

 資料の保護と閲覧の簡便さからいうと、古い資料等をデジタル画像で閲覧することは、システマチックでいい方法だと思います。本を請求して、待って、一々受け渡しをすることがないので、スピーディなやりとりが可能です。
 しかし、歳と共に手や目や肩などなど、何かと身体的な不都合を伴うのです。この点は、今後は何らかの方法で解決すべきでしょう。

 雑誌の付録に関しては、デジタル化されていませんでした。そこで、奥にある人文総合情報室で具体的な事例として相談をしました。
 迅速な対応をしていただき、私が見たい雑誌の付録は、何と高知県の図書館にしかないことがわかりました。

 普通、図書館では雑誌本体は保存しても、付録まで保管することはほとんどないそうです。廃棄されてきたのだとか。最近のものはしりません。しかし、この付録が貴重な情報を盛り込んでいることがよくあるので、処分されてきたことは返す返すも惜しいことです。

 それでも、全国に1館だったとはいえ、その資料を持っている図書館が見つかったことは幸運といえます。これは、住んでいる地域の図書館から取り寄せていただけるそうです。早速、後日手続きをするつもりです。

 その他、いろいろと調べ物をしました。快適な空間が提供されていました。ただし、帰るころには、目の奥が重く沈むような感じと、身体のだるさがつきまといました。

 光の点を長時間ジッと見つめることは、慣れないことなので疲れが溜まります。
 人類がまだ遺伝子の中に組み込んでいない、文化的にも新しい行為だと思います。
 これについては、何かいい方法を見つけたいものです。
posted by genjiito at 22:36| Comment(0) | ◎情報社会