2013年07月16日

相変わらず杜撰で性善説に凭りかかった期日前投票

 以前、「【復元】こんな不在者投票でいいのでしょうか?」(2010/6/23)という一文を書きました。不在者投票では、「なりすまし投票」が可能だ、ということです。

 そして、昨年末にも、期日前投票をしました。その時も、事情はまったく変わっていませんでした。
 「初雪の朝に期日前投票をして上京」(2012/12/11)
 どうやら現在の選挙制度は、政治家にとっては変えてもらっては困る裏事情がありそうです。そうでなければ、こんなにいいかげんな投票システムをいつまでも続けるはずがありません。
 恐らく、国会議員の定数を減らさないのと同じ背景のもとに、政治家の都合によって選挙制度も変えない合意か何かがあるのでしょう。当落の全体に影響が少ないとの判断で、放置されているのでしょうか。
 不純な投票による誤差は無視しても構わない、という統計学上の理論があるのかもしれません。完璧を期すことは不可能なのですから。
 その前に、投票率をあげるという至上命令のため、本人であれ他人であれ、1人でも多くの人が投票することが最優先されている、というのが、実務を担当する各選挙管理委員会の本音なのかも知れません。

 さて、今回の参議院選挙も、今週末の投票日には行けないので、期日前に不在者投票をしました。
 届いていたはがきの裏にある「期日前投票宣誓書」に記入し、それを持って区役所へ行きました。
 
 
 
130716_senkyo
 
 
 

 右側中程に、印鑑は不要だとあります。
 左側の3行目に「本人確認(誕生月日をお聞きします)」とあります。

 さて、実際に行った区役所の受付では、この本人確認があるとされている誕生月日の確認はありません。もちろん、私が投票ハガキを持参した本人であることの証明も求められません。
 係の方と一言も言葉を交わすことはなく、無言のままに、目を合わせることもなく、2枚の紙に日本語(固有名詞)を書いて箱に入れて帰って来ました。投票所に入って3分もすれば、もう外に出ていました。

 係の方は、私が差し出した1枚のハガキの「番号」と「宣誓書」を見るだけで、投票用紙をくださいました。
 私が誰であるかは、今回もまったく確認されることもなく、投票行動は終了しました。
 ハガキさえ差し出せばいいので、「なりすまし」や「代理投票」を見破る関門はありません。
 もし、私が女装して行っていたら、何か訊かれたのでしょうか。そんなことがあれば、それは性差別ということになるのかもしれません。

 とにかく、相変わらず「なりすまし」や「代理投票」には目を瞑る性善説にたった、理想的な選挙でした。
 日本は平和だな、と実感しました。
 しかし、今回も、何か変だな、と思わざるをえませんでした。
posted by genjiito at 23:07| Comment(0) | *身辺雑記