2010年11月18日

京洛逍遥(171)京都御所一般公開-2010秋

 私のブログでは、京都や奈良や『源氏物語』に関する写真を、可能な限り掲載するようにしています。
 それは、全国の小学校・中学校・高等学校の授業で、そうした写真を有効に活用してくださっているからです。このことは、15年前にインターネット上にホームページ〈源氏物語電子資料館〉や〈へぐり通信〉を立ち上げて以来、ズッと意識していることです。

 少し専門的な『源氏物語』の本文に関する情報は、大学の学生さんがレポートなどで活用なさっているようです。これなども、大歓迎です。ただし、勝手に切り貼りでレポートを仕上げないでくださいね。指導される先生は、見抜いておられますよ。『源氏物語』の本文を2分別するのは、今のところ私しかいませんので。

 学校の先生から、教材の一部に活用しているという連絡をいただくたびに、少しでもお役に立っているようなので、安堵しています。
 これからの若い生徒さんたちが、日本の古典文学について、そして京都や奈良や『源氏物語』について、関連する写真や情報で親しみをもってもらえれば、大変心強いことだと思っています。日本の文化や伝統について、ぜひとも興味をもってもらい、自信をもって日本の良さを語ってほしいものです。

 国際化とか国際的という言葉が横行しています。しかし、その土台には、まず日本のことを諸外国の人に説明できる知識と見識が必要です。それなくして、いくら英語が得意だといっても、中身のない世間話に終始します。
 食べ物の話にしても、京都の食文化を少しでも話題に加えれば、海外の方との話も弾むことでしょう。

 英語やフランス語で日本の文化や伝統が説明できれば、すばらしいことではないでしょうか。外国語教育の基本には、自国の伝統や文化を理解することが、その前提にあるはずです。その意味では、私などは残念な英語教育を受けてきたのではないか、と、英語がうまく操れない自分を弁護しまくっています。

 そんなことを思っているので、私のブログの写真を学校で授業や説明に利用されているということを聞くと、どうぞどうぞ、と言っているのです。

 写真は、ソニーのデジタルカメラ「サイバーショット」(DSC-T20、2007年製)で撮影しています。1枚の写真は2メガバイトほどの容量のものです。それを、「フォトショップ」という画像編集ソフトを使って加工し、120キロバイトくらいに、だいたい約20分の1に軽くしてアップしています。横幅を800ピクセルに統一しているので、モニタや印刷にも十分に耐えられるはずです。これ以上の解像度にすると、写真を多用する私のブログは、モニタに表示される速度が遅くなるのです。重いブログにしないために、120キロバイトという容量の画像に行き着きました。

 さて、今日から、京都御所の一般公開が始まりました。
 毎年、趣向を凝らした演出がなされているので、楽しみにしています。

 今年の春の公開は、「京洛逍遥(134)京都御所の一般公開 -2010-」をご覧ください。
 雅楽と蹴鞠は今週末にあるそうです。

 今日も早速、岡崎の府立図書館へ調査に行く途中で、フラリと立ち寄ってきました。

 まずは、入口となっている宜秋門を入ってすぐの御車寄に、葵祭に関する人形が置かれています。
 
 
 

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 私は、自宅近くの賀茂街道添いで葵祭を見るので、この御所の中での儀式を見たことがありません。
 これは、なかなか貴重な再現シーンだと思います。

 今、お茶のお稽古のことが頭にあるので、お花についての写真も撮っておきました。
 これは、紫宸殿への入口となる日華門の左横の回廊沿いに活けてある、大きなお花です。
 「総本山 仁和寺 御室流」、「総本山 御寺泉涌寺 月輪未生流」、「大本山 大覚寺 嵯峨御流」の順に並べます。
 
 
 
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 今年の春の一般公開の記事で、「漢竹」の読み方のことを書きました。上記「京洛逍遥(134)」をご参照ください。
 確認のため、写真をあげます。
 『ジャパンナレッジ』で調べても、「漢竹」を「かわたけ」としては説明が出てきません。
 また、調べ直します。
 
 
 
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 今回の清涼殿では、更衣の様子が見られます。
 御帳台や几帳の帳(とばり)を取り替えるシーンなど、初めて見る貴重な光景となっています。
 
 
 
101117_koromogae
 
 
 
101117_seiryouden
 
 
 

 御学問所の前の御池庭の水面には、紅葉が映っていました。
 
  

101117_oikeniwa
 
 
 

 今回も、参観できるのは御常御殿までです。それより北にある飛香舎(藤壺)は、昨年公開されました。
 「京洛逍遙(108)御所の秋季特別公開」で紹介しています。
 今となっては、源氏千年紀の「源氏千年(75)京都御所の一般公開」とともに、あれは本当に千載一遇のチャンスだったようです。

 今日から5日間の公開です。機会があれば、ぜひお立ち寄りください。

 ただし、平安時代の御所は、今の二条城の北の西陣地区にあたります。
 くれぐれも、誤解のないように。
posted by genjiito at 08:15| Comment(0) | ◎京洛逍遥