2010年10月30日

西国三十三所(29)三井寺

 西国三十三所第14番の三井寺までは、大津駅から歩いて20分。
 途中、かつては京都の町家のような家が建ち並んでいたと思われる街並みを、ブラブラと歩きました。
 通りがかりに三橋節子美術館があり、梅原猛の『『湖の伝説』―画家・三橋節子の愛と死―』を思い出しました。また次の機会に立ち寄りましょう。
 
 
 
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 三井寺の広い境内には、たくさんのお堂があります。どことどこに行くか、迷います。
 まずは、薬師如来をまつる水観寺で病気平癒を。
 そして、西国三十三所の札所となっている観音堂にお参りしました。
 
 
 
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 三井寺の御詠歌は、次の通りです。


いでゐるや
なみまのつきを
みゐでらの
かねのひびきに
あくるみづうみ

 
 
 
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 観音堂の前に、新しく作られた幟が翻っているように、ここも、「びわ湖108霊場」の1つとなっています。
 西国三十三所の御詠歌を書いていただいてから、「びわ湖108霊場」の御宝印をいただきました。そして、この近くの「びわ湖108霊場」の場所を聞くと、納経所の方は多少小馬鹿にした言い方で、わからないとのことです。また、その一覧も、用意していないそうです。他人事のような対応です。3人の書き手以外に、年配のお坊さんが後で話の様子を聞いておられました。しかし、それでも知らんぷりで何もおっしゃいません。私が視線をその方に投げて、組織化に時間がかかりましたよね、と語りかけたのに無視されました。
 「びわ湖108霊場」は、どうも前途多難です。特に、この湖西地域は最後まで結束できず組織化に手こずった経緯があるので、今後は外からの圧力が必要なのかもしれません。とにかく、現場の方は、昨年9月にスタートした「びわ湖108霊場」に関しては、非協力的です。
 この前の岩間寺もそうでしたが、この三井寺はさらに無関心さが露骨でした。知名度のある有力寺院なればこその、力関係も含めての排他的な背景があるようです。私は、「びわ湖108霊場」は大いに宣伝をして盛んにすべきだと思っています。応援したいと思っているので、このことは、また別に記します。

 境内から見渡す琵琶湖は、湖岸の街並みが目に入るので、絶景とは言い難いものです。琵琶湖は、もう少し北へいった方が気持ちが落ち着きます。
 
 
 
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 京阪石山坂本線の三井寺駅に向かう帰り道は、琵琶湖から京都へと引かれる疎水の、琵琶湖側の起点沿いになります。琵琶湖疎水が、三井寺の下を通っていることは知りませんでした。
 
 
 
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 京都側では南禅寺にある蹴上の疎水を知っているので、自分の中で水脈がつながったことに感激しました。
 ドラマや映画の殺人事件でロケ地になることの多い、アーチ型のレンガ組みで有名な、あの南禅寺の疎水です。その始発地点も、こんなに絵になるところだったのです。
 
 三井寺駅から皇子山総合運動公園の方に向かって歩き、天然温泉の「大津やまとの湯」に行くことにしました。
 すると、途中に回転寿司の「かっぱ寿司」があったので、少しお腹に入れるために立ち寄りました。
 私は「かっぱ寿司」が嫌いです。姿形は回転寿司屋です。しかし、お寿司の味といい、形といい、店の雰囲気といい、どうも好きになれません。三条にも、「むさし」の横にあります。ただし、入ったことがありません。
 ここは大津です。ひょっとして川魚などの変わったものがあるのでは、と思って入りました。

 結果は、やはり好きになれない店でした。干からびたネタが回っていますし、店員さんがよくありません。
 しかし、一点だけ、おもしろいものがありました。それは、注文したお寿司を新幹線の形をしたお皿の「かっぱエクスプレス」が目の前まで走ってきて運ぶのです。これはアイデアです。子供はよろこびます。そして、大人も。
 今、このチェーン店は、みんなこんな小道具を導入しているのでしょうか。今度、どこかの店をのぞいてみましょう。
 
 
 
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 さて、小腹を満たして行った「大津やまとの湯」は、かつて「びわ湖温泉 紅葉パラダイス」だったところです。小さい頃から、テレビなどの宣伝でよく聞いたものです。それが、今はスーパー銭湯に衣替えです。
 ただし、ここの露天風呂のお湯は、三重県亀山市から運んでいるそうです。奈良の「やまとの湯」もそうでした。
 お客さんの話によると、最初は琵琶湖が眼下に望めて、気分のいい温泉だったとのことでした。それが、近年、すぐ前にマンションが林立し、今では琵琶湖がみえなくなった、と話しておられました。残念なことです。

 身体がホカホカしたところで、少し小ぶりの京阪電車で帰途につきました。
posted by genjiito at 21:48| Comment(0) | ・ブラリと