2010年10月20日

西国三十三所(21)中山寺

 阪急の中山駅からすぐそばに、西国三十三所第24番札所の中山寺はあります。
 
 
 
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 『中山寺来由記』などによると、奈良時代初期に、徳道上人が観音霊場三十三ヶ所の宝印を中山寺の石櫃に納めたという伝承がありました。それを花山院がこの中山寺で探し出し、三十三の観音霊場を巡礼したということです。西国札所の機縁ともなったのが、この中山寺なのです。

 ご本尊の十一面観音は、インドの王妃シュリーマーラー(勝鬘夫人)をモデルにしたとのことです。左右の脇侍も十一面観音なので、本尊と脇侍をあわせて三十三面ものお顔があることになります。まさに、法華経が説く、衆生を救うための観音の三十三変化を体現するものです。

 このお寺は、階段の横にエスカレータがあります。いかにも、関西の発想です。便利なものは何でも取り入れるし、それを受け入れます。
 安産祈願のお寺としても有名で、赤ちゃんを抱いた家族連れが多いことも、その理由の一つでしょうが…
 
 
 
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 昨日の、壺阪寺の階段にあったリフトとは、その発送が大きく異なります。

 羅漢堂には約800体の羅漢像が並んでいます。親兄弟の顔が見たかったら、この五百羅漢のお堂に来い、といわれるのも頷けます。

 帰りに、些細なパニックが…
 iPhone で電車の経路と乗り換えを調べていました。中山寺駅をスタート地点にしているのに、どうしてもJRの駅しか出て来ないのです。料金が高くて乗り換えも面倒です。関西は、私鉄をいかにうまく使うかが、いい旅をする秘訣です。
 どうしようもないので、山門横の案内所で聞きました。すると即座に、そこの阪急は中山駅、向こうのJRは中山寺駅ですわ、と一言で解決。
 よくある混乱のパターンでした。

 中山寺の御詠歌は、次の通りです。



のをもすぎ
さとをもゆきて
なかやまの
てらへまいるは
のちのよのため

 
 
 
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 これで、お軸の観音様の周りはほぼ埋まりました。
 1千キロ踏破が見えてきだしました。
 さらに、ひたすら歩き続けます。
 
 
 

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posted by genjiito at 23:33| Comment(0) | ・ブラリと

西国三十三所(20)壺阪寺

 西国6番札所の壺阪寺は、私の大好きなインドの香りが、境内のそこかしこに感じられるお寺です。

 境内に入ると、左に養護盲老人ホーム「慈母園」があります。
 
 
 
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 この寺は早くから、日本の高齢化社会とインドの貧困層との関わりに積極的に取り組んでいます。境内を歩くと、それが実感できます。

 こうした問題に興味のないであろう方や若者には、おもしろくない寺かもしれません。古いものを求めて来た方は、物足りないことでしょう。しかし、これは現代が直面する問題に今を生きる者の視点で取り組んでいるからです。宗教というよりも、問題解決の思想が生きています。

 まず、石段を上がると、美しい石像が目に飛び込んできます。
 
 
 
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 これは、インドとの国際交流の一環として、石彫刻支援事業による大石仏群として製作されたものです。インドの職人が製作して日本に招来したものなのです。
 右に文殊菩薩、左に普賢菩薩、中央に十一面観音菩薩が。そして顔を上げると、大きな釈迦如来がいらっしゃいます。
 平成19年に開眼と、インドから招来してまだ新しいので、白く輝いています。

 階段のところに、電動のリフトがありました。駅にあるものの簡易版のようです。雨ざらしで大丈夫なのか、心配になります。しかし、このような配慮があるところが、壺阪寺らしいと思いました。
 
 
 
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 インドから持ち帰ったという仏頭も展示してありました。これは、まだ海外に持ち出せた頃のものを寄進されたのだそうです。今でもインドへ行くと、古道具屋さんらしきところに仏頭がころがっています。あれは、本物なのかお土産用にそれらしく作ったものなのか、ときどき迷います。
 かつては、本物が自由に売買されていたことが、この展示を見てわかりました。
 
 
 
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 礼堂のご本尊も拝むことができました。『壺阪霊験記』のお里・沢市で知られるこの寺らしく、本尊である十一面千手千眼観音の眼が、何と言っても特徴的です。

 目の不自由な方のための点字の本は、ガラス戸のケースに入っていました。
 ただし、源氏物語は見つけられませんでした。
 前回、丁寧に説明していただいたので、今回は戸棚の前を素通りです。

 この点字本については、すでに

「【復元】点字本『源氏物語』(全3冊)」



「点字本『源氏物語』(その後)」

で書きましたので、ご参照いただければと思います。




 自分用に、メガネチェーンを買いました。
 
 
 
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 使い心地は非常に悪いものです。しかし、これは気持ちの問題です。もうしばらく、使ってみます。

 お決まりの、お里・沢市のスポットです。
 
 
 


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 その縁でメガネもあります。
 
 
 
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 いつものことながら、ここの大観音は迫力があります。
 
 
 
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 大観音石像は、20メートルの高さがあります。7万人のインドの石工による手作りだそうです。昭和58年に開眼法要が営まれました。手前は、大涅槃石像です。

 石殿は、インドに来たかのような錯覚に陥ります。
 
 
 
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 ぜひこの中に入り、しばしインドの雰囲気を体験してもらいたいものです。

 お土産物屋で、目によいというお茶や煎餅などがありました。地元の目薬も、今では全国的に知られるようになっています。欲しかったのですが、家にいろいろとあるので、今日のところはパスです。またこの次にしましょう。
 
 
 
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 壺阪寺のご詠歌は、次の通りです。


いはをたて
みづをたたへて
つぼさかの
にはのいさごも
じやうどなるらん
posted by genjiito at 07:38| Comment(0) | ・ブラリと