2010年03月25日

銀座探訪(21)壹眞珈琲店のシフォンケーキ

 新年度に向けて、職場内で部屋の移動がありました。
 私が担当している業務関連で仕事をしてもらっているアルバイトの方々の作業室が、私の研究室の1つ上の階にありました。そこが来年度は客員教員の部屋になるとのことで、私がいる3階の、すぐ近くの部屋に変更になりました。それに伴い、今日はお引っ越しの1日となりました。

 ありがたいことに、2人の方がボランティアで手伝いに来てくれたので、大助かりでした。
 床の四角いカーペットを剥がして、床下の空間に電源のテーブルタップや、LANケーブルを四方に張り巡らす作業は、私が担当しました。床に四つん這いになっての作業です。
 配線作業は、私の得意とするところです。大阪の府立高校の2校でコンピュータの導入に関わった時には、私が情報処理室の配線を含めてのレイアウトをしました。電源とネットワークを張り巡らす図面の作成です。また、短期大学でのパソコンの導入にあたっても、LAN設備に始まるネットワークシステムの構築も担当しました。最初はマッキントッシュの、2回目はウインドウズの配置に関するものでした。とにかく、情報処理機器をネットで組み上げるのは、得意なのです。

 ほぼメドがついたので、年度末の慰労会を兼ねてどこかへ行こうということになり、それでは銀座へ、ということになりました。
 これは、私が提案したものです。井上靖の小説に、銀座から有楽町で食べたり飲んだりするシーンがよくあるので、実際にいろいろな店に行ってみたいと思っていたからです。

 とにかく、電車のガード下に行ってから入るお店を探そうということで、有楽町に降り立ちました。
 狭い路地を散策しながら、きりがないので手近なところで、ということで「八起」という店に入りました。スーツ姿のビジネスマンでごった返ししていました。活気のある店です。私はヘルシー料理を食べました。天井からは、JRの電車が行き交う音が聞こえていました。
 なかなか心地よい賑わいの店でした。

 その後、珈琲を飲みに行こうと誘い、一度行ってみたかった壹眞珈琲店へ行きました。
 銀座には数店あるうちの、並木通店へ行きました。ただし、今日は私の好きな一本北のソニー通りから入りました。
 
 
 
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 5人でいったのですが、みんなそれぞれに個性的な器と皿で出てきました。高級珈琲店だけあって、香り高い珈琲でした。私が注文したのは、壹眞ブレンドの珈琲です。私好みの、個性を強制しない味でした。味よりも、微妙な香りが特徴の珈琲でした。

 神保町が本店で、晴海通店と中央通店もあります。いつも行く銀座三丁目のスポーツクラブの帰りに、これらの店は気になっていました。1人で入るには気後れする雰囲気があったので、一度もいったことがなかったのです。

 確かに、アンティークな調度品やカップなどは、なかなか楽しいものでした。
 ただし、料金は高めです。珈琲一杯が1500円前後なのですから。

 一緒に行ったTさんが、紅茶とシフォンケーキを注文しました。それに、私はすぐに反応してしまいました。それというのも、ちょうど今日は、『小説新潮 4月号』に掲載されていた重松清氏の「てるテール娘」を電車の中で読んでいて、その中に出てくるお母さんが作る「シフォンケーキ」なるものがわからず、そのケーキがどんなものなのかが気になっていたからです。
 数年前に、銀婚旅行ということで妻と一緒に、イギリスのコッツウォールズへレンタカーで行きました。その時に食べた、紅茶に合わせて出てきたスコーンのようなものなのでは、と思っていたのです。

 そこで、すぐにカバンの中に入っていた読みさしの『小説新潮』を取り出して、こんなケーキなの?、とTさんに聞いてみました。その小説には、こう書かれています。

「シフォンケーキ、おいしかったでしょ」
 話題を変えると、二人もすぐに「うん、サイコーだった」「しっとりしてるのに、ふわふわしてるんだよね」と乗ってきてくれた。(21頁)



 確かに、ふわふわしたケーキだとのことです。
 運ばれてきたケーキを見て、ナットクしました。これは、マーブル・シフォン・ケーキだそうです。
 
 
 
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 この店は、ゆったりと寛げる穴蔵的なお店です。VIPルームもあったので、これはおもしろい店のようです。

 せっかくなので、この次は後2つのお店にも行ってみたいと思います。

 銀座は、とにかくお店の多いところなので、少しずつ開拓していきたいものです。
 井上靖も徘徊していたようなので。
posted by genjiito at 23:57| Comment(0) | ・銀座探訪