2010年01月14日

ガンダン寺の開眼観音

 モンゴルに来て、スケジュールがいっぱいで、気の休まる暇がありません。
 しかし、せっかく来たので、寸暇を惜しんでウランバートル市街と郊外に足を伸ばすようにしています。

 早朝から、ガンダン寺に行きました。第5代の活仏であるボグドハーンによって、1838年に建てられた、チベット仏教のお寺です。

 雪に覆われた寺院群を、朝日が照らしていました。
 
 
 
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 お坊さんたちは、雪道を掃き清めています。
 
 
 
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 私は、鳩に「寒いね」と話かけました。鳩は「今日はまだましだよ」と、やはり寒そうな顔で答えてくれている(?)ように見えます。
 
 
 
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 お香と香水をいただきました。
 
 
 
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 香水は飲んでも大丈夫だそうなので、一口に飲みました。
 
 
 
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 お香の灰は、研究室のお香の床に混ぜようと思います。
 五体投地をする板も、マイナス30度の中に横たわったいます。
 
 
 
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 観音堂には、高さ25メートルもの大きな観音像がありました。
 
 
 
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 盲目となった第8代活仏ボグドハーンが、目の快癒を祈願して建てた、開眼観音です。
 
 
 
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 確かに、目が特徴的です。私も、血糖値に注意している身なので、失明しないようにお祈りしてきました。なお、初代の観音さまは、スターリンが壊してソ連に持ち帰ったため、これは2代目の観音さまです。

 帰りに、街中のゲル地域を通りました。近代建築とゲルが共存している都市ウランバートルは、今後はどのような街作りがなされていくのでしょうか。
 
 
 
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 非常に前向きな街だと思いました。今後が楽しみです。
posted by genjiito at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎国際交流

大相撲解説者トゥムルバートルさん

 トゥムルバートル・デレグさんは、モンゴルでは日本の大相撲解説者として有名な方です。知らない人は、モンゴルにはまずいません。1995年からモンゴル国営テレビ局スポーツ番組を担当されていました。
 モンゴル国立大学言語学部卒業後、1989〜1990年まで東京外国語大学に留学なさっています。
 日本の大相撲初場所が今月の10日(日)からはじまり、大忙しのところにもかかわらず面談に応じてくださいました。それも、相撲放送の直後という慌ただしさの中を、きさくに長時間お話を伺うことができました。

 トゥムルバートルさんの肩書きは、書くのも大変です。

 ・モンゴル・日本文化文学センター(NGO)代表
 ・「ニッポン・ニュース」新聞編集長
 ・モンゴル囲碁協会会長
 ・モンゴル将棋協会会長
 ・モンゴルそろばん協会会長
 ・モンゴル・日本研究協会理事
 ・ラジオ・ウランバートル日本語放送初代エディター兼アナウンサー
 ・モンゴル国立工科大学日本語教師

 著作物もたくさんあります。

 ・「日本語独習書」著作・出版、1991年
 ・川端康成著「伊豆の踊り子」翻訳・出版、1991年
 ・大江健三郎著「不意の唖」翻訳・出版、1995年
 ・司馬遼太郎著「最後の将軍」翻訳・出版、1996年 
 ・芥川龍之介著「馬の脚」翻訳・出版、1999年
 ・那須田稔著「空とぶオートバイ・本田宗一郎物語」翻訳・出版、2000年
 ・司馬遼太郎「明治という国家」翻訳・出版、2000年
 ・伊藤左千夫著「野菊の墓」翻訳・「ニッポン・ニュース」新聞連載、2001年
 ・森鴎外著「護持院原の敵討」翻訳・「ニッポン・ニュース」新聞連載、2004年
 ・「初心者向きの囲碁ルールブック」著作・出版、2004年
 ・「大相撲が好きな貴方に」モンゴル人向きの大相撲紹介本。著作・出版2006年
 ・新渡戸稲造著「武士道」日本語から翻訳・出版、2007年2月

 また、たくさんの受賞があります。

 ・司馬遼太郎著「最後の将軍」のモンゴル語翻訳により、「1996年度モンゴル翻訳同盟賞」受賞(1997年2月)
 ・日本文化紹介の功績を評価し、日本駐在モンゴル大使から感謝状受賞(2000年10月)
 ・モンゴルに大相撲を紹介した功績を評価し、モンゴル日本式相撲協会から「大相撲紹介功績者」賞受賞(2005年5月)
 ・日本文化紹介の功績を評価し、在モンゴル日本大使から表彰状受賞(2009年9月)

 とにかく、モンゴルを代表する日本との文化交流のキーマンです。

 お一人で編集発行されている「ニッポンニュース」をいただきました。6千部を発行しているとのことで、その精力的なお仕事ぶりが伝わってきます。
 
 
 
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『武士道』の精神は、これまで以上にこれからのモンゴルの人々に必要な精神的な基盤になる、という話は心に残りました。
 日本とモンゴルの文化交流の大切さと、その背景にある不断の努力に思いを致す面談となりました。
 
 
 
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posted by genjiito at 02:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎国際交流