2009年09月25日

ロンドンの最後は回転寿司で

 キングスクロス駅の手荷物預かりにボストンバッグを預け、今夜ヒースロー空港から出発するまでは市内散策で時間を使うことにしました。1日8ポンドの利用料金です。
 予定では、パディントン駅からヒースローエクスプレスで空港に直行するはずでした。しかし、事故のために列車が運休とのことです。旅先ではよくあることです。常に、電車が走らない場合のことを考えて行動する癖がついているので、慌てることはありません。日本だって、東京の中央線などは、しょっちゅう停まっています。日本の鉄道事情も、海外並に時刻表通りには走らなくなりました。

 キングスクロス駅と大英図書館の間に、新しくなったセントパンクラス駅があります。ここから、パリへ直行するユーロスターが出発します。駅の構内に入ってみました。パリへつながる道の始発点ということもあり、非常に明るい雰囲気です。もとの建物の赤煉瓦がうまく融合した、イギリスとフランスの合作駅といえましょう。
 
 
 
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 コンコースで、2つの銅像が目を惹きました。
 
 
 
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 手前のおじさんは、いかにもこれからパリへ、という様子です。何か謂われのある像なのでしょうが、今はわかりません。

 その向こうの大きな時計の下に、寄り添う男女がいます。
 ジッと見上げると、戦場へ行く男を見送る女を表現したように思えます。
 見飽きることのない、心を掴む構図です。男女が寄せ合う鼻の高さが、フランス人らしいですね。キスをするときに鼻が邪魔になったと言ったのは、イングリッド・バーグマンでしたっけ。
 
 
 
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 大英図書館の横のバーが完成していました。もうお客さんが入っています。
 
 
 
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 4日前には、まだ内装が終わったばかりでした。
 本ブログ「ハリーポッターのカートが移動」で掲載した写真のように、突貫工事をしていたのです。あっという間にオーブンです。

 大英図書館で、日本の絵巻物やビートルズの楽譜や音楽を聴いた後、トラファルガー広場へ向かいました。
 途中のレスタースクゥェアの公園で、チャップリンの像を見ました。これは、あまり知られていないようですが、ナショナルギャラリーの真裏の劇場街にあります。
 
 
 
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 トラファルガー広場の一角では、今日もパフォーマンスをしていました。
 すでに、上の「ハリーポッターのカートが移動」で1つを紹介し、「偶然に出くわした珍しい瞬間」 で2つ目を紹介しました。
 帰国する今日、2つ見たので、今回の旅で4人のパフォーマンスを見たことになります。
 
 
 
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 どれも、通りがかりの私には何をしているのか、よくわかりませんでした。
 今日の女性は、オセロのように陣取りをしているだけです。ご本人には、いろいろな意味があっての登壇なのでしょう。動かずにずっと立ち続けるチャップリンの像を、この台座に載せてあげたくなりました。だれか、そのようなパフォーマンスをする人は現れないのでしょうか。

 ヒースロー空港の中に、回転寿司のYo寿司がありました。この空港にあるのは、今回はじめて知りました。いつできたのでしょうか。今年の2月には見かけなかったのですが。
 
 
 
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 味噌汁、まぐろ、サーモン、うなぎを食べました。
 
 
 
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 酢飯の味はいいのですが、肝心のネタがいまいちでした。これは、透明のカップで覆って回していることも関係します。
 回転寿司屋のターゲットは、地元の人と、一見の旅行者と、そして日本人が想定されています。
 イギリスは日本人がたくさん出入りするので、この店はおそらく日本人をも意識したお店の方針があるのでしょう。丼物をはじめとして、メニューは豊富です。
 Yo寿司は、パディントン駅の構内にもあります。

 今春、「ロンドンの回転寿司」で紹介しました。
 チェーン店としては、この空港のほうがご飯がいいようです。
 私が行ったときに流れていたネタの品揃えはというと、パディントンの方が良かったように思います。

 待望のお寿司で満腹となり、その後の機内食の夕食はパスしました。

 それにしても、日本人がお寿司を高級がっているうちに、海外の回転寿司事情は完全に日本が完敗です。海外の企業が、食材の流通から店舗経営のノウハウまでを、完全に制覇してしまいました。
 自虐的な日本人の性向が、ここでも惨敗を喫したことになり、悔しくてなりません。

 国内の高級店で、おやじの能書きを聞ながら有り難がって食べる寿司が、日本的な食文化の名残ということでしょうか。それも、韓国が寿司は自分達の文化を日本人がまねしたものだとネットで吹聴しています。
 日本が寿司を生み出した、ということも放棄せざるを得ない流れが生まれていることに、忸怩たる思いがあります。

 庶民の立ち食い文化としての回転寿司の登場は、東大阪市の布施にある元禄寿司が発祥です。大阪の八尾で10代を過ごした私には、懐かしいお店です。
 寿司を芸術化すると、着物がそうだったように、日常から切り離された日本的なものとなります。
 せめて、国内だけでも回転寿司をひいきにし、また新たな食文化を展開していきたいものです。
posted by genjiito at 05:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎国際交流