2009年09月12日

京洛逍遙(103)紫織庵

 無名舎から少し北に上ったところに、京町家として知られる紫織庵があります。
 ここも、特別公開されていたので、行ってきました。
 
 
 
090906siori1正面
 
 
 
 ここは、入るとすぐに煉瓦造りの建物があります。大正時代の雰囲気が漂っています。和洋折衷の味が楽しめます。
 
 
 
090906siori2玄関へ
 
 
 
 中に入ると、庭を囲む広縁には、大正時代の「波打ちガラス」が目に飛び込んできます。
 当時のままに、一枚も破損していないとのことでした。
 
 
 
090906siori3波打ちガラス
 
 
 
 庭の手前には、織部マリヤ灯籠があります。
 上を十字架に似せ、下にマリヤ像が彫られています。キリシタン全盛時代のものだそうです。
 
 
 
090906siori4織部マリヤ灯籠
 
 
 
 2階へ上がると、屋上には祇園祭の山鉾巡行を見るための特設の鉾見台がありました。
 この張り出しから、すぐ前の通りを行く山鉾が見られます。チマキも手を伸ばして、直接受け取れるのです。
 
 
 
090906siori5鉾見台
 
 
 
 無名舎が近世から近代の雰囲気だったのに比べて、この紫織庵は近代から現代の町家の匂いがします。
 いずれも、京の町家の多様な面を見せてくれます。

 これらは、多分に見られることを意識した結構となっています。しかし、これもかつての京の町家なのです。
 日本の伝統的な文化とされる要素が多彩にちりばめられた、意義深い体験空間となっています。
 日本的なものを感じる上で、すばらしい場所が保存され、提示されています。
posted by genjiito at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎京洛逍遥