2009年06月23日

井上靖卒読(77)朗読テープ「猟銃」「闘牛」

 公共図書館で、井上靖の小説を朗読したテープを見かけました。
 早速借りてきて、電車の中でiPhoneで聞けるように、個人的な目的の録音をしました。
 
 
 
090621casset1カセットケース表面
 
 
 
090621casset2カセット本体
 
 
 
 カセットテープの音源をデジタル化するためには、そのためのソフトウェアかハードウェアが必要です。
 私は両方をもっていますが、今回は音声だけなので、マッキントッシュ用の「Toast Titanium」というソフトウェアに含まれる「CD Spin Doctor」を使いました。

 CDの音源なら、iTuneで簡単にパソコンに取り込めます。しかし、レコードやテープなどの媒体の音源は、少し面倒です。設定と時間が必要です。
 時間のあるときにやり終えたいのですが、カセットテープの音楽だけでも数千本あるので、空いた時間に、というわけにはいきません。
 まあ、老後ということにしておきましょう。
 ただし、ビデオテープもあるし、そうそう、オープンリールの録音テープも相当あります。そういえば、写真も、ネガからデジタル化する必要があります。
 老後は、忙しいことです。

 無事にカセットテープからiPhoneで聞けるようにデジタル化できました。
 しかし、そのデジタル化の時間は、録音時間と同じ時間がかかります。CDなどでは数倍速で録音できます。しかし、カセットの場合は、倍速などができないのです。シーケンシャルに収録された音源を、リアルタイムにお付き合いすることになります。もっとも、後で電車で聞くのですから、録音しながら聞く必要はありません。
 仕事と会議の合間に、勝手にマシンに録音させておいて、4本のテープをデジタル化し終えました。

 まず、井上靖の2つの作品、「猟銃」と「闘牛」の基本データを記しておきます。

■横浜カセット文庫■
(1)『猟銃』
・ケース裏の説明文︰「ひとりの男の十三年間にわたる不倫の恋を妻・愛人・愛人の娘の三通の手紙によって浮き彫りにした恋愛小説初期の代表作。」
 朗読者 梶けいこ
 発行者 正田美代子
 録音 クリフォード株式会社
 制作 横浜録音図書株式会社
    〒231-0025
    横浜市中区松影町1-3-7-511
    TEL 045-680-1767
    FAX 045-680-1888
 再生時間 150分(全2巻)
      2,600円(本体2,477円)
 注︰無断複製・放送を禁じます。  YRTI-9008

(2)『闘牛 』
・ケース裏の説明文︰「社運を賭した闘牛大会の実現に奔走する中年の新聞記者の情熱と、その行動の裏側にひそむ孤独な心情を描く芥川賞受賞作。無名だった著者の名を一躍高からしめた初期の代表作。」
 朗読者 遠藤たつお
 発行者 正田美代子
 録音 クリフォード株式会社
 制作 横浜録音図書株式会社
    〒231-0025
    横浜市中区松影町1-3-7
    TEL 045-680-1767
    FAX 045-680-1888
 再生時間 163分(全2巻)
      2,600円(本体2,477円)
 注︰無断複製・放送を禁じます。  YRTI-9009
 
 
 
 
 井上靖の作品の朗読を、京都と東京の往復で聴きました。
 聴き終えての感想は、結局は読む方がいい、ということです。

 聴いているうちに、場面場面で、いろいろとイメージが広がります。
 朗読を聴いているのですから、朗読されるスピードは変えられないのです。
 頭の中で状況や心情を思い描いている間に、話はドンドン進んでいきます。読まれている言葉が言葉にならずに、音として通り過ぎて行くのです。

 気が付くと、ずっと先が読まれていることがしばしばでした。何が語られていたのかということに思いを致している間に、さらに話は進んでいきます。
 チョッと待って、と言いたくなることが何度もありました。
 途切れ途切れの話となり、何となく物足りない思いをしました。

 朗読のペースに合わせて作品を読み進むのは、なかなか難しいことを実感しました。
posted by genjiito at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | □井上卒読