2009年05月31日

京洛逍遥(81)人力車と算盤

 京都文化博物館で開催されていた骨董ひろばへ行きました。
 かつて平安博物館があった、旧日本銀行京都支店の1階ホールが会場でした。
 『偐紫田舎源氏』の挿絵が2枚で2500円でたくさんありました。綴じ穴が残っていたので、刊本の挿絵の部分を抜き出したもののようです。
 刷りがあまりよくなかったので、パスしました。

 その京文博の手前に、人目を引く車がありました。
 三輪の自転車を改造した人力タクシーです。


090531taxi1正面


 さわやかなお兄さんがお客さんを下ろしたばかりだったので、少し話をしました。
 きさくに応じてもらえました。
 今、このタクシーは辺りには3台あるそうです。


090531taxi2内部


 後ろの客席には、子供を含めて4人が乗れます。 
 インドの、サイクルリキシャを思い出しました。
 あれを、シンプルかつおしゃれにした、新しい乗り物です。
 新しい都市交通を模索する京都にとっては、意欲的な試みです。
 とにかく、商売の方以外には一般的な自動車はいらないと思っています。日々の生活において、車というモノに疑問をもったので、20年以上愛用した自家用車を処分して一年が経ちます。車を生活から切り離すことは、私の場合は正しかったと思います。そうした思いがあるので、こうした人力の乗り物を応援したいと思います。


090531taxi3運転席


 運転席は、こんなにシンプルなのです。



090531taxi4サイクルリキシャ


 後ろ姿は、なかなかインパクトがあります。
 ますます、こうした乗り物が評価されることを楽しみにしています。


 自転車での帰りがけ、近所に和菓子屋さんを見つけました。



090531soroban1和菓子屋さん


 何となくわらび餅が食べたくなり、お店に立ち寄りました。
 お茶の友にと、家族への餅菓子も買いました。
 支払いをしようとしたところ、母に似たおばあさんは、手元にあった電卓ではなくて、ソロバンをはじきだしたのです。
 一瞬、遊んでいるのかと思いました。
 しかし、ちゃんと計算するために使っているのです。


090531soroban2算盤


 小学校の低学年の頃に、ソロバン教室に通っていました。
 最初は、五つ玉でしたが、すぐに四つ玉になったように思います。

 突然のことに、時間が揺れました。
 不思議な思いで、代金を払いました。
 ソロバンが、不思議な道具のように思えてきました。
posted by genjiito at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎京洛逍遥