2009年05月22日

3本対照「空蝉」校訂本文の試作版(25.May.2009補訂版)

 昨秋、東京学芸大学(東京)で開催された中古文学会に合わせて、大島本以外の校訂本文3種類による対照資料を作成し、学会会場で適宜配布しました。
 それは、本ブログでも以下の記事の中でダウンロードできるようにして、公開したものです。


3本対照「桐壺」校訂本文の試作版(2008年10月 4日)


 現在我々が手にできるものは、大島本による校訂本文しかありません。
 この大島本を相対化するためにも、そして、大島本以外の本文の実態を知るべく、校訂本文の形に整理して試験的に提案したものです。
 池田本、陽明本、天理河内本の3本を対照できるようにしました。

 その意義や位置づけなどについては、上記ブログの説明をご覧ください。

 あれから半年が経過しました。

 明日から2日間、国士舘大学(東京)を会場校として春の中古文学会が開催されます。
 今回は、第3巻「空蝉」を取り上げ、その後の改良などを加えた、新たな校訂本文の試作版を提案します。

 池田本を底本にしたものと、陽明本を底本にした、2種類を作成してみました。
 小見出しを付けたり、網掛けをしたりと、いろいろな工夫をしています。


【3本対照「空蝉」校訂本文の試作版(補訂版)】をダウンロード



 今回も、南里一郎氏、福田智子氏、川ア廣吉氏の協力を得ました。
 非常に面倒な作業を経て形にしていただき、ありがとうございます。
 これからも、よろしくお願いします。

 まだまだ、不備が多いことと思います。こうして試案を提示する中で、少しでも使い勝手のよいものにしていきたいと思います。

 お気づきの点などがございましたら、何なりとご教示いただければ幸いです。

 また、明日からの学会会場には、この校訂本文を印刷したものを持参します。
 お入り用の方は、お声をお掛けいただければお渡しいたします。
 会場内をウロウロしていますので、見つけてください。
posted by genjiito at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎源氏物語