2009年05月07日

京洛逍遙(69)水が流れる堀川に変身

 堀川は、京都市街の真ん中を、北から南に流れる川でした。
 平安時代以前のことはよくわからないようです。しかし、平安京ができてからは、都の中心であった朱雀大路の東側を流れていました。貴族たちは、ここを流れる水を、自邸の庭園に引いていたようです。

 この堀川も、戦後は下水道整備にともない、水は流れない名前だけの川となっていました。
 それを、2002年から整備事業がはじまり、今出川通りから押小路通りまでの区間を復活させることになったのです。

 工事中のことは、本ブログでも2008年4月12日の「京洛逍遥(33)堀川の復活整備」で取り上げました。

 それが、ようやく今春、2009年3月に待望の水が流れました。


090403horukawa6パネル



 以下、復活した堀川の写真をご覧ください。
 自転車やバイクが入れない、親水公園となっています。

 一条戻り橋のところには、水車が実験的につくられています。
 子どもたちの勉強教材として、すばらしいものだと思います。




090403horukawa2水車



 ここから上を見るとこういう景色です。




090403horukawa1今出川方向を見る


 下を見ると、戻り橋の下から整備された様子が確認できます。



090403horukawa3一条戻り橋から下


 なお、この一条戻り橋は平成7年に出来たもので、それまでの橋は、すぐ近くの陰陽師で有名な清明神社の境内にあります。
 また、戻り橋は、三善清行や渡辺綱などにまつわる話で有名な橋ですが、それはまたいつか……。

 こんなにゆったりしたところもあります。




090403horukawa4親水公園



 散策に格好の場所です。しかし、堀川通り自体は、散策路としては魅力に欠けます。
 今回の通水区間には、二条城が隣接しています。
 西側に並行する堀川通り商店街は、地元の人たちのお買い物の場所です。
 その商店街の上層の住宅は、老朽化のために改築が決定しました。

 この新しく水が流れるようになった堀川が、今後はこの地域にどのような雰囲気を作り出すのか、数十年後が楽しみです。
posted by genjiito at 01:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎京洛逍遥