2009年05月05日

京洛逍遙(68)上賀茂神社の競馬会

 今日は端午の節句。
 午前中は下鴨神社の歩射神事を、午後は上賀茂神社の競馬会へと、共にご近所の神社の行事に参加してきました。

 特に上賀茂神社は、私が住む地域の氏神さまということもあり、昨日も行ってきたところです。
 次の写真は、競馬の観覧席などの準備万端あい整った、昨日の会場の様子です。


090404kamokeiba昨日の馬場



 今日は、午後から雨との天気予報でしたが、曇り空の元、華やかにはじまりました。



090505kamigamokeiba1左方の登場



 赤い装束で跨る6人の一団を「左方」(さかた)といい、黒い装束の6人の一団を「右方」(うかた)と言います。そして、この左右の2つが6番の勝負をするのです。馬上の騎手は「乗尻」(のりじり)と呼ばれます。

 一番目の勝負だけは、多分に儀式として行われます。
 左右各々が、馬の調子を見るために、馬場を馴らしています。
 この一番目の勝負は、赤の装束の左方が勝つことになっているそうです。


090505kamigamokeiba2



 お世話役の方々の法被には、神紋の双葉葵が染められています。
 警護役の子どもたちの腰にも注目です。


 二番目からの競馬は、それこそ真剣です。
 馬の地響きを、初めて聞きました。
 特に、私はみんなが立って写真を撮っていたので、逆に蹲って地面すれすれから撮影しました。
 そのせいもあり、地鳴りを直に聞くことになりました。
 迫力満点です。



090505kamigamokeiba4真剣勝負



 この勝負は、黒装束の右方の勝ちでした。
 馬が駆け抜ける音と、「乗尻」の掛け声が場内を盛り上げます。
 まさに、賀茂競馬です。
 平安時代(1093年)に、宮中の武徳殿で行われていた競馬が、この上賀茂神社に移されたとのことです。ここが競馬の発祥の地とされる由縁です。

 もともとは、天下泰平と五穀豊穣を祈願する神祭りです。それが、今はほとんどショー化しています。それでも、5千人以上の人が馬場を取り囲むほどの人気を博しているのですから、集まった人々の気持ちをしっかりと掴む魅力が、この神事には充満しています。
 馬が走り抜けるたびに、馬場には歓声と興奮が巻き起こっていました。

 途中で、警護役の子どもたちが退場しました。
 みんなから拍手で送られていました。




090505kamigamokeiba3退場



 こうした心憎い演出も、千年近く行われてきた中から培われた、サービス精神の現れなのでしょう。
 大人も子供も、みんなで盛り上げている競馬会でした。

 半分を過ぎたところで、雨がポツリポツリと落ち始めました。
 自転車で来ていたこともあり、本降りにならないうちに境内を出て失礼しました。
 雨に濡れないようにと、必死に漕いで5分で帰宅したのです。
 これは、賀茂競馬顔負けの怒濤の自転車漕ぎです。新記録です。

 今年も無病息災でありますように。
 来週から、歯の手術の続きが始まります。
 血糖値の管理も、なかなか思うにまかせません。
 現実には、無病息災とはいきません。
 それでも、大病をしないように、大失敗のない年になりますように、と賀茂の神に祈るのみです。
posted by genjiito at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎京洛逍遥

京洛逍遥(67)下鴨神社の歩射神事

 15日の葵祭を控えた儀式として、下鴨神社では歩射神事というのが今日ありました。
 弓矢で葵祭の沿道を清めることになる、魔除けの神事です。
 天気は少し曇りぎみでしたが、新緑がきれいな下鴨神社には、たくさんの人が出かけてきていました。


090505simogamo0表参道


 境内では、舞殿の横で儀式が執り行われます。
 小笠原流弓馬術礼法の方々のご奉仕です。
 
 本殿内での儀式の後、一般参拝客が拝見できるものは「屋越式」です。
 これは、小笠原流宗家小笠原清忠氏が、飛びながら音を出す蟇目鏑矢を、楼門の屋根を越えて飛ばすものです。


090505simogamo1屋越式


 初めて見る私は、最初はこの射る方角が的ではないので、その意味がよくわかりませんでした。
 楼門外に飛んだ鏑矢を、神職の方が持ち帰ってこられたので、やっとその意味がわかりました。

 続いて、門下生の方々が9人ずつ3組に分かれて、次々に白羽の矢を放つ「百手式」となりました。


090505simogamo2百手式


 1人が2本の矢を射るので、9人のグループが3組、ということで都合54本の白羽の矢が放たれたことになります。


090505simogamo3百手式


 私は、みたらし池と奈良の小川の間にある橋殿に陣取っていたので、的からは一番遠いところでした。
 遠目に見ると、的の後ろの青い幕が揺れていたので、みんな外れていると思っていました。しかし、後で的を見ると、みんな的を貫通して後ろの幕を揺らしていたことがわかりました。
 門弟のみなさま、大変失礼いたしました。

 この神事は、上賀茂神社でも正月に執り行われるそうです。
 次は、上のものも拝見したいと思います。

 平安時代の宮中行事であった「射礼の儀」が、この神事の始原だとのことなので、千年前の様子を思い描きながら一挙手一投足を見つめていました。

 多くの人に支えられ楽しまれているからこそ、こうした祭事が長く受け継がれてきているのです。歴史と文化を持つ地にいることを、実感として受け取ることができました。
posted by genjiito at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎京洛逍遥

賀茂川べりでテニス

 賀茂川は、北山の新緑をきれいに見せています。
 さまざまな緑が、目に飛び込んできます。
 春から夏への移り変わりが、色で感じられる季節です。




090502kitayama北山遠望



 この賀茂川べりに、自由に使えるテニスコートがあります。
 久しぶりに、息子とテニスを楽しみました。




090429tennesテニスコート



 手入れがよくないので、ラインは見えませんし、コートも荒れています。


090429tennes2手入れが必要です




 いろいろなテニスコートを知っていますが、使い終わったらみんなトンボを使ったり、ブラシをかける習慣があります。
 ここも、そのようなルールを設定してもいいように思います。
 ただで、自由に使えるのですから、そのようなことはみんなで守れることです。

 せっかくの施設なので、みんなの協力を得て、気持ちよく楽しめるテニスコートにしていくことを考えてもいいと思います。

 市民に自由に開放するのはいいことです。ただし、それだけでなく、使う者にそれなりのマナーを要求してもいいのではないでしょうか。
posted by genjiito at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | *身辺雑記