2009年01月16日

アニメ『源氏物語』が深夜TVでスタート

 今朝、それも早朝というよりも深夜(2009年1月16日金曜日0時45分)から、連続テレビアニメ『源氏物語千年紀 Genji』が、フジテレビ「ノイタミナ」で始まりました。
 「ノイタミナ」ということばは聞き慣れないものです。当番組のホームページによると、

アニメーションのスペル(Animation)を逆読みしたもので、「アニメの常識を覆したい」という制作スタッフの想いに由来する。


とありました。

 このアニメの詳細な情報は、上記ホームページをご覧ください。

 このアニメは、当初は大和和紀の『あさきゆめみし』のアニメ化だったとか。
 どのような事情があったのかわかりませんが、昨秋オリジナルなものに変更されたのだそうです。

 深夜なので、かえって見忘れることがないので安心です。
 第1話は「光る君」でした。
 30分の連続番組で、11回が予定されています。
 まずは、オープニングのテーマ曲である「日和姫」が、明るくて若々しさを感じました。
 作詞・作曲が椎名林檎で、歌はPUFFYでした。
 エンディングのテーマ曲の「恋」も、中孝介の歌でじっくりと聞けました。

 アニメの中で、藤壷が光源氏に絵巻物を見せるところで、鳥獣戯画が画面を横断するように繙かれたのには、アレッと思いました。こうしたアレッと思うところは、随所にありました。しかし、楽しく見られるアニメなので、そのことで評価を下げる必要はないでしょう。

 藤壷のために光源氏が花の枝を取ろうとして、池に落ちてしまうシーンがありました。
 これは、なかなかいい場面となっていました。原作にどのように書かれているかは、細かく詮索する必要はないのです。

 アニメとして、脚本は楽しいものになっていると思いました。おそらく、作り上げていく過程で、おもしろくなってさまざまな手を入れたらこうなった、というのが実情かと推測しています。

 ただし、肝心の絵が、私にはシックリときませんでした。
 若い人たちに向けてのものなのでしょう。いかにもアニメ、というタッチなのです。

 1987年に朝日新聞社が制作したアニメ映画は、ピアスをした光源氏でした。
 京本政樹風の光源氏で、私は好きでした。

 今日のアニメで欲を言えば、もうすこし画面を動かしたら、退屈さが軽減したのではないかと思います。藤壷とのことで苦悩する光源氏を表現する上で、思い悩む心の中をストップモーションの画面で表現したかったのでしょうか。しかし、最初から動きが少ないので、予算の関係かな、と思ってしまいます。さらには、アニメの技術も、イマイチのように感じました。
 高いレベルの技術を駆使し、明確なポリシーでこうしたのでしたらいいのですが…。私には、そのようには見受けられませんでした。
 作っていく内に、当初の『あさきゆめみし』とは乖離し、しだいに独自な世界を作り上げざるをえなくなった、という舞台裏を想像してしまいました。何分にも素人のコメントなので、的外れでしたらご寛恕のほどを。

 今回のアニメは、まだ1回目なので、今後を楽しみにしています。
posted by genjiito at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎源氏物語