2008年10月06日

源氏千年(60)加賀美さんの朗読

 国文学研究資料館が所蔵する『源氏物語団扇画帖』が、記念切手の背景画に選定されたことは、すでに本ブログ「記念切手の背景画になった国文研の源氏絵」(208.7.24)で、ご紹介した通りです。

 その初刷り切手の贈呈式が、本日おこなわれました。

 そして、それに引き続き、朗読など古典文学の紹介でお馴染の加賀美幸子さんの、『源氏物語』の朗読と講演が開催されました。

 会場は、事前に申し込まれた200人の方々で埋まりました。

 加賀美さんの講演は、「さわやか」ということばのお話から始まり、ご自分の『源氏物語』に対する思いを語りながら、『源氏物語』の「桐壺」巻冒頭から朗読が始まりました。

 場内は、その読み方の巧みさに、うっとりと聞き惚れる、という感じに包まれました。

 加賀美さんには、昨年の9月に立川で開催された国文学研究資料館の講演会でも、その源氏語りを披露してくださいました。
 これも、本ブログで、「源氏千年(1)講演会 in 立川」と題して紹介しました。

 いつ聞いても、すばらしい朗読です。また、優しい語り口も、ファンの多い理由でしょう。

 その後、国文学研究資料館の伊井春樹館長との対談がありました。
 加賀美さんと伊井館長は、ラジオやテレビで購読や朗読を続けておられるので、お聞きになった方も多いことかと思います。

 本日も、息の合った掛け合いで、会場の笑いを誘いながらの名対談でした。


081006kagami対談


 公的なイベントの写真は、こうした私的なブログに掲載するにあたっては、ご本人の許可が必要です。
 大変不躾で失礼ながら、私のあくまでも個人的なブログではありますが、本日の対談の様子を撮影した写真を掲載していいのかを、直接お尋ねしました。
 すると、快くご許可をいただけました。お役にたつのでしたらどうぞ、とありがたいことばもいただきました。
 
 ということで、上の写真は、そのような事情のもとに掲載するものです。

 会場の一番後ろから撮影したものなのですが、雰囲気を感じ取っていただければ幸いです。



 その後、立川のケーブルテレビの取材が入りました。

 お借りしている貴重な作品は写らないようにする、という条件のもと、今回の源氏展を紹介する取材がなされました。

 前回の源氏展の紹介では、掲載しなかった角度での風景なので、改めて第二部以降の展示空間をご紹介します。


081006tvテレビ取材



 本日も、たくさんの方々に展覧会を見ていただきました。
 そして、お出でになった半数以上の方々が、図録を手にしてお帰りです。
 みなさまの『源氏物語』に対する興味と理解が、よりいっそう深まることを、喜んでいます。

 場内で、たくさんの質問を受けます。
 みなさま、よく『源氏物語』のことをご存知なので、こちらも真剣に答えるようにしています。

 特に今回は、美術館や博物館で開催される展覧会よりも内容の濃さを高目に設定しているのですが、みなさまの知的好奇心を刺激したのか、熱心にご覧になっています。
 それが、図録をお求めになる方の数に影響しているのではないでしょうか。

 とにかく、いろいろなことを考えさせられる展覧会となっています。
posted by genjiito at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ◎源氏物語